6月1日・今日のおしゃべり

 今日から6月である。
 今朝の天気予報では、関東地方でも来週半ばから梅雨に入るかも知れないという。
 6月と言えば「あじさい」だ。僕はあじさいが好きだ。咲くのを心待ちしている。
 
原発再稼働ニュース
 昨日から今日にかけて、TVも新聞も「大飯原発の再稼働」について、関西自治体が急きょ容認だとか、政府が来週再稼働決定だとか、報道が賑わっている。
         
 家庭も企業も、だいぶ節電意識は進んでいるし、これをチャンスにエネルギー消費については大きな転換となる気がしていたが、一気に原発を考え直すとまではならないようだ。
 エネルギー問題は感情論では通用しないと言われそうだし、専門的な根拠は知らないが、ふるさとである福島で起こった原発事故と、その後の状況を知れば知るほど、原発の動向を「そうなんだ」と単に見過ごしていいのかと葛藤している自分がいる。こんな気持ちは僕だけだろうか。

 
地震
 今日の夕方6時頃、帰宅前のまだ案内所にいるときに地震の揺れを感じた。茨城県で震度4。東京でも震度3だ。
 3日ほど前の深夜にも同程度の地震が千葉県で起きている。
 最近、関東が震源地の地震が多いように感じる。
 だからと言って、これと言った対策もないし、どうしていいのかも分からないまま、地震の揺れに慣れてくる自分がいる。
 この慣れって、どう見たらいいのだろうか。


◇節電
 実は先週、案内所に訪ねてきた知人が「家庭での節電対策で一番いいのはテレビを消すことって知っていますか」と言う。
 知人は「僕も信じられなかったけど、野村総研がそんなデータを出しているんですよ」と、「そんなバカな、クーラーでしょう」という僕の言葉を否定した。
 確かにネットで検索すると、次ぎのような記事が見つかった。
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 野村総合研究所が震災直後の昨年4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』というレポートがある。この中の「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」という試算は、大マスコミが顔をしかめる内容だった。
 テレビの情報番組で紹介される節電方法といえば、代表的なのは「エアコンを消すこと」だが、この試算によれば、エアコン1台を止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130W。 対して液晶テレビを1台消すと220Wが節電できる。つまり、テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約1.7倍にもなるのである。
 家電の「エコ化」が著しいなか、テレビは昨年7月の地デジ化に伴う買い換えで大型化が進んで消費電力が増えている。 一般国民の感覚で見落としている節電の盲点だ。
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 他の記事では「視聴率」を競っているTVとしては、報道するのが出来ないのだとはっきりと書いている。
               
 こんなことを知ると「うう〜ん」と僕はうなってしまう。
 昔は、何かをしながらラジオを点けておく「ながらラジオ愛好家」だったが、今は「ながらテレビ愛好家」になりかけている。
 特別、見たいでもなく、あるいは時計代わりに、部屋にいるときはTVを点けてしまうことがある。
 いい機会だから、在室時の行動も見直そうと思った。


原田マハ著『楽園のカンヴァス』
 昨日から会の機関紙「けんさん」の編集に没頭。
 ちょっと頭に疲労が溜まったのか、帰宅の時に無性に本屋に寄りたくなる。
 手にした本は原田マハ著の『楽園のカンヴァス』。日曜日の朝に読んだ新聞で、山本周五郎賞の受賞作であることを知った。
          
 原田マハがインタビューで「構想25年以上。ずっと胸の中で温めてきた物語です。」と語っていた。
 25年も温めて書き上げた小説かと思って、レジに向かう。
 レジでサービスにつり銭と一緒にもらった「スクラッチくじ」3枚。そのうちの1枚が300円の金券となる。レジの店員から「よかったですね。今月いっぱいの期限ですからね」と念を押される。