「ふるさとFarmづくり」メンバー大田原農場に集う

 18日〜19日は、栃木県の大田原農場を舞台に首都圏の男性会員で集っている「ふるさとFarmづくり」の今年最後の例会である。ほぼ月一回集まり、蕎麦づくりを主体に農作業体験をしたり、アルコールも少々嗜みながら夜更けまで語らい、大田原農場を自分たちのふるさと的存在に作り上げていこうという企画である。(下の写真は今年の夏に種蒔きをして畑一面に花を咲かせた蕎麦畑の草引き作業・10月)

 しかし、18日午前中はS大学の学生2人がヤマギシについて話を聞かせてほしいと訪ねてくるので、大田原行きは午後から遅れて行くことにする。
 この学生の1人はヤマギシをテーマに卒論を書いている。10月中旬にも訪ねてきて2時間を超す質問。その後、三重県ヤマギシの村・春日山実顕地を2日間参観した。卒論の書き上げも大詰めになって、そのための訪問である。もう1人の学生は、貧困について卒論を書いているという。ヤマギシの考えと格差社会について質問。2人と10時に約束して12時過ぎまで話をした。

 午後2時に案内所から大田原に向かう。西那須野駅に4時30分着。イズミダさんが駅まで迎えに来てくれた。「今日の作業は池づくりで、寒いのにみんな汗だくでしたよ」と。
 今回の参加は年末ということもあって、通常の半数の6名と、大田原農場在住で受け入れをしてくれるトミタさんで7名。私の到着を待って、みんなで毎回楽しみにしている温泉へ。
 温泉で疲れ(私は作業では疲れてなかったが)を癒した後は、私たち愛用の薪ストーブを囲んで、毎回炊事当番をかってでて腕を上げたカマズカ・シェフの作った男の料理で楽しい食事をする。

 19日朝、いい天気だ。それほど寒くはない。昨夜、ストーブで用意した薪を燃やしきったので、7時頃からストーブの薪づくり。その後、昨日の続きで池づくり作業。昨日掘り起こした土一面の霜柱から、長靴の底を通して冷たさが伝わる。スコップで土を掘る作業は30分もすると息があがる。
 9時半で作業を終了し戻ると、シモザワさんが蕎麦を打って待っててくれた。もちろん今年の秋に収穫した新蕎麦だ。
 来年開催の段取りをし、新しい年を迎えられるようにちょっと念入りに掃除をして、12時に大田原を出発。「ふるさとFarmづくり」2010年版は作業納め。次回集まるのは2月だ。