朝日新聞「歌壇・俳壇」に上門さんの作品が

 朝、携帯メールに和歌山県ヤマギシの村・六川実顕地の上門さんからうれしい知らせが届く。
「師走も早6日。こちらは紅葉が散紅葉となり、今はみかんが山を染めています。さて今朝の朝日新聞に俳句では初めて載せて頂きました。機会が有りましたら是非見て下さい。二度とないかも知れませんので。では 上門」

 上門さんは、新聞や雑誌の短歌・俳句欄に時々掲載される。今年の夏も「週刊サンデー」の「サンデー俳句王」に選ばれていた。
 その時の句は
    サル山もナンバー2が奪う夏

 今回は朝日新聞、私の記憶では短歌は以前にも選ばれて掲載されたことがあったと思うが、俳句で載ったのは今回が初めてのようだ。
 今回、朝日新聞「歌壇・俳壇」の長谷川櫂選で一席に選ばれた句は
      十二月八日延長線未だ

 「12月8日は太平洋戦争開戦の日。その延長戦が今もつづいている。見えないが、確かにある延長線。」と評は書いている。

 私も少年期は石川啄木から始まって、中原中也などに傾向し、短歌や詩を作ったこともあった。そして1980年半ば頃、突如現れた女性歌人俵万智の作風に大きなショックを受けた記憶もある。そして40歳代以降は「どうも、俳句や短歌を詠む感性は、私には備わってない」と気づき、時々、NHKの朝の番組を見る程度になっている。
 それにしても、上門さん「おめでとう」。