遊歩道の自然の季節を味わう

 日曜日、多摩実顕地にいる時は、早朝、散歩の時間にあてる。今日は、4週続けて週末(土曜・日曜)の出張や行事参加で久々の散歩だった。
 多摩実顕地は町田市にある。その多摩実顕地の近くに「尾根緑道」という遊歩道がある。最近はあまり聞かないが、地元の年輩者は「戦車道路」と呼ぶ人もいる。戦時中は尾根づたいのこの山道を戦車の走行試験に使ったらしい。近くに戦車など軍用車両を作っていた工場があったらしい。
   
 今は、ここが遊歩道になって、四季折々の自然を満喫することができる。春は約2kmほどの桜並木の開花を楽しむことができるし、真夏でも青々と茂った木々の中で森林浴で涼を得られ、秋は移りゆく紅葉を楽しめる。
   


 同じ実顕地に住むOさんと体力保持と健康のために始めた日曜日朝の散歩ではあるが、職場も違うので日頃は会話もそれほど多くはないが、散歩しながらその時々の心境などを忌憚なく聞くことができるのが楽しみにもなっている。

 今日はOさんは愛知県の娘に会いに行っているので、一人での散歩になった。黄から赤みを濃くする紅葉を目にしながら、行き交う散歩人と挨拶を交わしながら歩く朝のひとときは、なぜかリラックスする。
 これも還暦を過ぎた人生だからこそ、味わえるようになった癒しの時間なのかもしれない。