今日の日曜日も昨日に引き続き、朝からファーム町田店のスタッフに入る。
天気は、昨日とは打って変わって春の陽気。
◇今朝のNHK・Eテレ『こころの時代』
今朝5時からの放送は、「母なる神への旅〜遠藤周作“沈黙”から50年〜」だった。 先日、映画『沈黙』を観たので、興味を持って観た。
遠藤周作が小説『沈黙』を書いたのは50年前。当時は一部で禁書扱いされたが、今、世界から見直されているという。
ノートルダム清心女子大学教授の山根道公さんが、遠藤周作は何を書きたかったのかを考察しながら、神の存在や、信仰の在り方とは何かを、遠藤周作の到達点を語っていた。
「神の踏み絵を踏めと言う声が聞こえた。神は、その足の痛みはわたしの痛みであり、その痛みとわたしはいつも側に寄り添っているのだ。」
そこで、慈愛に満ちた「母なる神」に、遠藤周作は到達した。
それが『沈黙』で描いた、日本特有の信仰の姿に繋がるのだと語っていた。
◇NHK短歌
『こころの時代』に引き続いて、6時から『NHK短歌』を観る。
今日の選者は永田和宏さん。
テーマは「テレビ」
永田さんが選んだ今日の第1席と第2席は、僕も実感するテレビへの思いだ。
第1席は、兵庫県の山本さんの作品
息を呑み ただただ画面を 見つめいし あのニューヨーク そしてフクシマ
第2席は、大阪府の瀬戸さんの作品
聞き分けが よかった頃の テレビって ぽんと叩けば すぐに直った
◇今日の朝日新聞と読売新聞の記事
偶然の一致だろうか、両紙共に朝刊で、村上春樹に新刊についてのインタビュー記事を大きく載せていた。
両紙とも読んでみたが、インタビュアーの受け止めは若干違うが、村上春樹は両紙に「読み始めたらやめられないものを書く」と、このようなことを語っていた。
「長編小説はツイッターとかフェイスブックみたいな、いわゆるSNSとは対極にある。短い発信ばかりが消費されていくのが今の時代。読み始めたらやめられないものを書くのが、僕には大事なことです」。「物語は即効力を持たないけれど、時間を味方にして必ず人に力を与えると、僕は信じている。そして、できればよい力を与えられたらいいなと希望しています」(朝日新聞から引用)
確かに僕も、第一部を読んだら、やめられなくて第二部の最後まで読んでしまった。
◇尾根緑道の桜まつり
昨日と今日は、我が家から歩いて15分程のところの、町田市の桜の名所のひとつ「尾根緑道」の桜まつりだった。
夕方3時ごろ、ファーム町田店のお客さんも一段落したので行ってみた。
都心は満開に近いと言われるが、ここ町田市は残念ながら、桜はまだまだって感じ。
大道芸の外人が、汗びっしょりで一輪車に乗って芸を披露していた。