秋の恵み「りんご」を友人に贈る

 ヤマギシの生産物「りんご」は長野県のヤマギシの村・飯田実顕地で作られている。

 先日、日頃お世話になっている方に、いま、収穫真っ盛りのりんご「ふじ」を送ったら、お礼のはがきやメールをいただく。

ヤマギシズム農法」という本を編集してくださったFさん
− 今年のようなきびしい天候の中で、リンゴも土も人も、よくこんな作品の結果(実)をつくりあげましたね! 若いご夫妻のコメントと写真、有難く拝見しました。−

出版関係のKさん
− 先日は、おいしいりんごを頂戴し、ありがとうございました。りんごは、お尻の部分が黄色いと蜜のある甘いりんごだと見分け方を聞きましたが、いただいたりんごは、お尻が赤くても蜜たっぷりの甘いりんごで、不思議に思いつつかじっています。−

最近フリーになったドキュメンタリー番組女性プロデューサーのNさん
− りんご届きました☆ さっそくいただきました☆☆ めちゃめちゃ美味しいです☆☆☆ 本当にありがとうございました♪ −
 
 確かに今年の夏の異常高温は、農産物に大きな影響をもたらした。米の収量にも影響したし、今でも店頭に並ぶ野菜は例年にくらべて高値だ。
 先日、秋の稔りを会の機関紙「けんさん」に特集しようと、リンゴ栽培を担当しているOさんに原稿を書いてもらったら、次のような内容が書かれた原稿が届いて、あらためて自然と農産物の関係を認識した。高田馬場で暮らすと、全国各地の農場の苦労に触れることがなく、できた農産物を私自身も「あたりまえ」に見てしまう。反省!

 「けんさん」新聞に届いた原稿(部分要約)
 − 今年は異常ともいえる高温。なんせ信州でも35℃超えはあたりまえ。人間もバテるが、樹だってへとへと。葉っぱがしんなりとして必死に耐えているのが伝わる。残暑の残る9月9日。突然それは起こった。朝、果樹園に行ってみると、ごろごろ落ちている。紅玉の生理落果。「まさか?」「なんだコレは?」我が目を疑う。推測だが〝高温障害・水分不足→樹が自衛の為に実を切り捨てた〟たぶんそんなところではないかと思う。−

 こんなことがあっても、Fさんを始めみなさんが書いてるような秋の恵み、自然と人為の総合力で結果が生まれ、今年も美味しいリンゴを口にすることができる。農場で日々取り組んでいる「農人」に敬意!