今日は地域の「盆踊り」

 心配していた台風6号の影響の雨も、何とか降らずに、今夜、地域の町内会の「盆踊り」が開催された。


 この地域の行事、毎年のことなのだが、我が家では大型ガスコンロや大型クーラーボックスなど備品の貸し出しから、飲み物を冷やすための製氷など、主催の町内会のみなさんに頼まれて協力している。


 夜7時過ぎに、カワハラさんと町内会館前の広場に行ってみたら、大勢の人が踊ったり、屋台に行列したり、楽しんでいた。

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 この町内の夏の風物詩・盆踊りを主催している町内会なのだが、会長さんの話によると、居住世帯は1000世帯近くあるらしいが、町内会に入っているのは約350世帯だという。
 お正月には「どんど焼き」、夏には「盆踊り」など季節季節の行事をやり、火災予防期間には「火の用~心」と大きな声で町内を回ってくれたり、月一回はごみ拾いや雑草の掃除などをしてくれている。

 このような季節の風物詩があることが、地域の文化だと思うと、町内会の存在は大切だと思う。

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急に台風がやってくる

 東京はまだ、台風の影響で梅雨明けしていない。 
 日本列島のこんな近くで台風が発生というのも、あまり聞いたことはなかったが、今朝9時に潮岬の南約350㎞付近で、熱帯低気圧が台風6号となった。
 今夜から明日と明後日の週末、関東地方はその影響で大雨の予想も出ている。

 すでにブログを書いている今、雨が降りだした。

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 しかし、今日の東京は、朝から梅雨が明けて夏本番といった感じで、強い陽差しと夏雲。
 こんなに青い空と白い雲を見るのは久々だ。高田馬場の事務所ビルの非常階段から、ついついシャッターを切る。

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◇来週は韓国出張
 来週月曜日から木曜日まで、韓国のヤマギシの村・韓国実顕地に出張を予定している。
 5年前にも短期間で出張したことがあるので2度目の韓国訪問なのだが、よくよく考えてみると、僕は韓国という国についての知識が究めて乏しい。
 韓国(朝鮮半島)の歴史も皆無に等しい。昔、学校での世界史の授業で習った記憶がない。知っていることは、豊臣秀吉が国内統一後に朝鮮に出兵したことくらかな?
 そんなことで、昨日と今日と、通勤電車の中でスマホで韓国の歴史の勉強。

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 調べ出すと面白い。
 例えば、4世紀から7世紀に「三国時代」があったこと、三国時代といったら中国のことかと思っていた?
 「高句麗」「百済」「新羅」これで三国か? それにしても高句麗って他の二国に競べて大きいなあ?・・とか。

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 高麗人参の「高麗」は10世紀から14世紀で、韓国を英語でKOREAというのはここから来ているとは知らなかったなあ~?
 明治政府で西郷隆盛たちが言っていた「征韓論」って、こんなことか?
 日清戦争の原因は朝鮮を巡っての日清両軍の対立だった?
 そう言えば、伊藤博文がハルピンで暗殺されたというのは、何かで読んだことがあったなあ?
 日露戦争後、日韓合弁で35年間も朝鮮半島は日本の領土だった?
 いま問題になっている徴用工問題って、そこがスタートなんだ?
 などなど、いろいろと繫がってくるから面白さ。

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 スマホって、実に便利だ。

小野寺史宜著『 ナオタの星 』を読む

 書店で平積みされている文庫本を眺めていたら、「2019年本屋大賞第2位『ひと』の著者が放つ、傑作青春小説!」と書かれている帯に目がとまった。


 小野寺史宣? この名前の作家を僕は知らなかったし、小説も読んだことがない。
 一瞬、思った。以前に読んで面白かった『青少年のための小説入門』の著者かな? 
 いや、違う。あの著者は久保寺健彦だった。
 でも、本屋大賞第2位に選ばれた作家なら裏切らないだろう。
 そんなことを考えていたら、どんな小説を書く作家なのだろうと、興味が湧いてきて、ついつい買って電車の中で読み出した。

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 内容は、会社をやめてシナリオライターを目指している青年。
 年齢は30歳。2年がんばっている。2年続けて最終選考に残るが落選。
 会社勤め時代に貯めた貯金もそろそろやばくなって、同期で入社以来7年付き合っていた彼女にもフラれ、その反動で入った風俗店で、美人だからと指名した相手が小学校3年生の時の同級生で、みんなのマドンナ的存在であり初恋の女性。まったく予想外の気まずい再会。
 小学3年生以来の彼女について探りを入れた同級生は、年報2億8千万円のプロ野球選手として活躍しているが、夫婦間が上手くいってない妻の尾行をして欲しいと、思いがけない仕事を頼まれてしまう。
 尾行は見事失敗して、その美人妻とはお茶のみ友だちになり、ゾンビ映画の感想を語り合う仲になる。
 一方、ワンルームマンションの階上に住む女性とは、生活音がうるさい苦情を言ったことがキッカケで部屋を行き来する仲にもなる。
 そんな3人の女性との間に、いろいろな事件が起きて、意外な付き合いになるが、それ以上の関係にはならない。
 自分にはシナリオライターとしての能力がないのかと思いつつも、シナリオを書くこと以外は確たる信念もなく流されるままに生きる主人公。 
 そんな展開の中での、主人公や幼馴染みの同級生や女性の些細な心理描写に、不思議と引き込まれる。

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 小野寺史宜という作家は、登場人物一人ひとりの心理描写に、不思議な魅力を感じる作家である。
 妙に純粋な青年の心理、罪悪何なんか感じてはいないのに、それ以上踏み込んだ関係になれない心理、意識しないのに相手を大切に思う心理など、巧みに描いている。
 そんな主人公と物語の展開に、読者は、まどろっこしいというか、じれったい気持ちがフツフツと湧いてきて読み続けてしまう。
 最後は、書くことに興味のなかったはずなのに作家として売れている妹から、自分の小説が映画化されるので、そのシナリオを書いてくれないかと持ち込まれる。
 結局は、最後に救ってくれるのは身内かなと思いながら、妹の小説のシナリオ化に取り組むと、今までにない高揚感を感じてアイデアも浮かぶ。
 そんな、前に進み出す光を見つけた主人公の青年に、読者(僕)はホッとして最後のページをとじることができた。


 そんな不思議な魅力ある小説を描くのが、小野寺史宜という作家だった。

夏の風物詩・神楽坂ほうずき市

 今朝、「今日は神楽坂のほうずき市だなあ~」と呟いたら、妻が「お祭り好きのあなたは寄ってくるんでしょ」とすかさず突っ込み。
 さらに「おばあちゃん達、そんなところに出掛けられないのよ。ほうずき1鉢、買ってきてよ。喜ぶと思うんだ」と。

 

 そんなことで、仕事か終わった夕方、高田馬場から地下鉄東西線で2つ先の駅・神楽坂に寄る。

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 通りは屋台がいっぱい。

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 浴衣姿の女性もいっぱい。

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 ほうずきを軒下に飾っている料理屋もある。

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 目指す「ほうずき」は、毘沙門天善国寺の前に並んでいた。

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「お土産に持って帰りたいんだけと、どんなのがいいのかなあ~」と、浴衣姿のお姉さんに聞いたら「赤いのだけでなく、緑があるのがいいですよ。赤くなるのを楽しめますから・・」と、笑顔たっぷり選らんでくれた。

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 町田について帰宅する前に、妻が地域で活動拠点にしているハウスに寄って、ほうずきの鉢を置いてきた。

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 妻は「あらあ~、ほんとうに買ってきてくれたんだあ~」と・・・喜んでくれた。

 

 この夏の風物詩・神楽坂のほうずき市に配ってくれる「うちわ」。

 僕の部屋に飾ってあるのが3つになった。僕は3年続けて行ったことになる。

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梅雨明けが間近、今日のおしゃべり

 今朝は小雨が降ったり止んだり、傘を差そうか、いらないか、と迷うような霧雨。
 しかし、午後には薄日もさす。
 天気予報では、明日か明後日には梅雨明けになるだろうと報じている。

 

朝顔
 住宅街のブロック塀に朝顔が咲いていた。

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◇夕方、虎ノ門病院に旧知のジャーナリストのお見舞に行く
 元時事通信社記者のナガヌマさんが、虎の門病院に入院していることを知ったのはつい先日。
 几帳面なナガヌマさんから年賀状が届いてなかったので、ちょっと気になっていたら、先日、ナガヌマさんから「実は・・・」と電話をいただいた。
 ナガヌマさんと言ったら、韓国の金大中大統領が日本の報道機関の代表団と会見した際に、「ナガヌマさんはお元気ですか」と時事通信の幹部に対して、最初にこう言わしめたほど、大統領と親交があり、金大統領就任式には、日本のマスコミ記者としてただ一人招待されたという国際的にも著名なジャーナリストだ。
 ナガヌマさんは、若い時には私たちが開催している合宿セミナ-「特講」の初めての英語での開催に関わってくれたと聞くし、それ以降も、私たちの活動を温かく見守ってくれている著名人の一人である。
 ここ何年かは、日比谷公園市政会館地下にある「日本地域新聞図書館」で仕事をされていたので、年に1~2度お会いする程度だったが、会うたびに、いろいろと面白い話、含蓄のある話を聞かせてもらっていた。

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 地下鉄「虎ノ門駅」を降りて少し歩いたアメリカ大使館の近くに、新築されたばかりの19階建てのビルが虎の門病院だった。

 9階で面会受付をして、18階の病室にナガヌマさんは入院していた。
 奥さんも病室にいて、談話室に移って3人で30分ほど話ができた。
 ナガヌマさんの病気は白血病。熱が出ると入院、昨年6月発病して以降、それを繰り返しているようだ。
 元気になってほしいと思って持参したヤマギシの人参ジュースを置いて帰ってきた。

 

◇新聞創刊の碑 
 虎の門病院の帰り、虎ノ門交差点の近くに黒い石碑が建っているのを発見。

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 ここが、読売新聞の発祥の地らしく、碑文には
──洋学者子安峻(こやすたかし)らが、当時虎の門外、琴平町一番地の旧武家長屋に、わが国初の本格的な大衆啓発紙「読売新聞」を創刊したのは、明治7年(1874年)11月2日である。
 江戸時代の情報伝達形式であった「読売瓦版」から名をとって題号とし、漢字にふりがなを施した平易な新聞として出発した。創刊のころ漢字教育を与えられていなかった市民から町名番地にちなんで「千里を走る虎の門 ことにひらがなは一番なり」と、歓迎された。
 維新後の東京に発祥した開明的な大衆紙から、今日に至るまで、題号を変えず全国紙に発展したのは、わが国新聞史上類例のないことである。── と書かれている。

山中伸弥さんのインタビュー記事

 先週土曜日の朝日新聞15面に、京都大学iPS細胞研究所長・山中伸弥さんのインタビュー記事「分水嶺の科学技術」というのが載っていた。

 

分水嶺?って何だろうか」と思って読んでみたら、リード文に「平成の30年間で、生命科学は飛躍的に進歩した。一方で原発事故にも直面し、科学技術の使い方を誤れば大きな打撃になることも痛感した。人類が手にした大きな力をどのように使えば幸せな未来につながるのか。私たちはその選択をすべき『分水嶺』に立っているのではないか。」と記された内容だった。

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   僕が印象的に感じた山中伸弥さんの言葉を抜粋し紹介する。

 

 ――科学の進歩で寿命が延び、社会的な弊害も指摘されます。
 「私たちは平均寿命と健康寿命の差を1年でも短くすることを目指しており、ただ寿命を延ばす研究はしていません。30代の初めのころ、留学先の米国の指導者がこう言いました。『シンヤ、一生懸命研究すると、心筋梗塞で亡くなる人は減るだろう。個人にはいいことだが、社会として本当に幸せなのか』。当時、そんなことは政治家とかに考えてもらえばいいと思い、一生懸命研究することしか考えませんでした。それから25年。医療技術の発達もあり平均寿命は延びました。教授の定年も65歳になり、将来は70歳になるかもしれない。若者の職を奪うことになりかねません。どこの組織でも同じです」
 ――「プロ」から見て、近年の科学の進歩をどうとらえますか。
 「生命科学は、研究が飛躍的に進み、遺伝子の書き換えもできるようになりました。全人類の知能を上回るAIも登場するでしょう。原子力はすでにできてしまっています。私たちは、地球の40億年あまりの歴史において、クリティカルな時代にいるのではないでしょうか。人間はわずか数十年で深海にも宇宙にも行けるようになりました。地球が始まって以来のモンスターです。科学技術に携わる者として、今を生きる人々の幸せも大切ですが、長い目でみて、地球の運命を左右する大変な時代にいると自覚しています」
 ――令和はどんな時代になるでしょう。
 「いまは山頂で、どちらかに転がってもおかしくない状況だと思っています。科学技術は両刃の剣です。iPS細胞の発見もパンドラの箱と言われることがあります。これからが幸せになるのか、とんでもないことになるのか。令和は、どっちに行くかが決まる時代になると思います。いったん決まると逆戻りはとても難しいでしょう。1万年後、今を振り返る知的生命体が地球に残っていれば、『2030年、2040年くらいがターニングポイントだったね』と思うかも知れません」

 

 山中さんが言うように、現在は確かに「分水嶺」なのかも知れない。それは「平成の30年で、生命科学の研究が飛躍的に進み、地球の歴史でなかった力を手にしてたモンスターに人間はなってしまった。」「令和の時代は、急速に進化した科学技術で、人類と地球が、さらに光り輝くか、とんでもないことになるか決まる時代。決まると後戻りできず、責任の重い時代」と山中さんは語る。

日曜日のおしゃべり

 梅雨がまだ明けない。九州の方では台風5号の影響で大雨の被害が出ている。
 東京は、ムシムシとした曇りの一日。
 今日の日曜日は、参議院選挙日だった。
 ファーム町田店の開店準備がほぼ終わった後、妻と近くの投票所になっている忠生市民センターに行って、国民としての権利を行使。

 

◇パイナップルリリーの花
 駐車場わきの花壇のパイナップルリリーが、見事に咲き誇っている。

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 「パイナップルリリ」をネットで調べたら、

 南アフリカ中央アフリカ原産の球根植物。
 和名は、黒星万年青(くろほしおもと)という。いつも葉が緑色をしているところから、葉が常緑であるものを万年青(おもと)と呼ぶのと、星のような花をびっしり付ける特徴を加味して、この和名になった。
 この花穂に花を完璧に付ける姿がパイナップルに似ており、パイナップルの花言葉である「完全無欠」や「あなたは完璧」という言葉が由来になり、パイナップルリリーの花言葉は、「完璧」と「完全」。

 パイナップルリリーは、このような植物だ。

 

 この珍しい花に、お客さんから「この花、なんていうのかしら? 1本もらえない・・?」とねだられることが度々。
 もう少し株を増やしたいので、丁重に「みなさんで楽しんでますので・・・」と極力、お断りしているのだが・・・、常連さんに言われると、なかなかそれも難しい。

 

◇友愛政治塾の勉強会
 朝から11時まではファーム町田店のスタッフに入って、お店の開店準備をしたり、品出しをしたりして、午後から、村岡到さん主宰の「友愛政治塾」の勉強会が後楽園駅近くの文京区民センターであったので出かける。
 今回の講師は、東京大学名誉教授の伊藤誠さん。

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 新自由主義的資本主義の特徴など、かなり難しい刺激的な内容だった。
 質疑では、中国における社会主義国家での資本主義的経済発展について話題が集中。

 

NHK Eテレの「日曜美術館
 今日の放送は松方コレクションについての再放送。
 「モネ、ゴッホルノワール。大正時代、3000点に及ぶコレクションを作った実業家・松方幸次郎。災害や戦争などで散逸してしまった名画たちの数奇な運命を見つめる。」

 僕は先日、原田マハさんが刊行した『美しき愚かものたちのタブロー』を読んだし、国立西洋美術館で開催の「松方コレクション展」も鑑賞した。
 参議院の選挙速報も気になったが、僕はこちらの放送を観る。

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 松方幸次郎が収集した美術品の、時代に翻弄されながら、その一部が現在、国立西洋美術館に展示されている価値を紹介していた。