陽差しがある日中は暖かくても、朝晩はめっきり寒くなった。
やっぱり師走だ。
今年は、第二次世界大戦の開戦から 80年ということで、12月に入ってから、それを振り返って検証する特集番組がテレビで放送されている。
昨夜は、NHKスペシャル「新・ドキュメント太平洋戦争・第1回 開戦(前編)」と、ETV特集「昭和天皇が語る 開戦への道 前編 張作霖爆殺事件から日中戦争」を観た。
どちらも戦争へと歴史が流れてしまった要因は何か、を検証している番組だった。
特にETV特集では、最近、公になったという初代宮内庁長官・田島道治の「拝謁記」と、侍従長・百武三郎の「百武三郎日記」から「日本はなぜ戦争への道を歩んだのか・昭和天皇はどの様に関わっていたか」を検証し、昭和天皇の何とか戦争を回避したいとしながらも開戦に進んでしまう苦悩の姿が、克明に再現された見応えのある内容だった。
その後、NHKで再放送の松嶋菜々子の「アナザーストーリーズ」で、ザ・フォーク・クルセダーズの『時代に翻弄された歌 イムジン河』をやっていて、それもついつい観て、寝るのが深夜になってしまった。
今夜もNHKスペシャルの続編が放映される。今夜は真珠湾、これから観ようと思う。
◇我が家の小さな「風物詩」
この時期になるとカワハラさんが、毎年、千葉県のヤマギシの村・成田実顕地から送られてくる大根で「たくわん漬け」をする。
今年も、成田実顕地から「こんな長い大きな大根を、どうやって抜いたのだろう?」と思うほどの見事な大根が届き、ファーム町田店の裏側の看板下に干された。
干した大根は、長野県のヤマギシの村・飯田実顕地のタカハシさんから送られてきた「柿の皮」(タカハシさんは干し柿をつくって、これも毎年送ってくれる)を、米ぬかと混ぜて桶に漬ける。
たくわんの歯ごたえ、味、今年も楽しみだ。
◇竹あかり作り体験イベント
昨日の土曜日、妻の要請で「親と子の竹灯り作り体験」のお手伝い。
認知症の人達の寄り場のデイサービスをやっている妻達は、現在、「認知症の人に“やさしいまち”から“ともに生きるまち”へ」と、『全国×まちだ Dサミット』(12月11日開催)という企画を全国に呼びかけている。
このPRイベントで、町田駅近くの人通りの多い商店街で、認知症の人達がやっている放置竹林の竹を使った「竹あかり作り」を体験するイベントをやったのだ。
「市内の各施設の若いスタッフが何人かは来るのだが、実際にやったことはないし、認知症の人のお世話は私たちがするので、親子で来た人が竹にドリルで穴を開ける体験のお世話をしてほしい」という。
午前中11時からと、午後2時からの2回。
ファーム町田店の開店準備を10時までして駆けつけてみたら、すでに予約申込みがはいている。
若いスタッフの中に入って、早速、開始。
特に午後2時からは、用意した材料の竹がなくなる程の人気。
集まった若いスタッフ達も「やってよかったねぇ~」と満足顔。
たまには、こんな若い人たちがやっているイベントのお手伝いも楽しいと思った一日だった。