桜美林大学の『まちだDサミット』に行く

 今日は、我が家から歩いて15分ほどのところにある桜美林大学で、町田市高齢者福祉課が主催する『まちだDサミット』があった。
 「Dサミット」のDは、認知症・dementia (ディメンシャ)のDで、認知症をテーマにした催しで、「認知症の人にやさしいまち」の実現に向け、認知症当事者とその家族、医療福祉関係者、行政、企業、NPO、学術研究者などが集まってのもので、妻たちが日ごろ地域で活動している内容なので行ってみた。

 

桜美林大学の校舎のわきの桜
 桜美林大学というだけあって、ここは桜の木が多く、桜の時期になると知る人ぞ知る桜の名所だ。
 今日行ってみたら、校舎わきの早咲きの桜が、もう咲き出していた。

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◇会場は桜美林大学・町田キャンパス太平館

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◇『まちだDサミット』
 今回のテーマは「“認知症の人にやさしいまちづくり”のすすめかた」
 「認知症の人にやさしいまちづくり」をさらに広げ、進めるために、認知症の人の視点から、暮らしの様々な場面における現在の町田市の姿をとらえ、認知症の人とともにこれからの進め方を考えるというもの。

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 基調講演は、元アナウンサーで福祉介護評論家・福祉ジャーナリストの町永俊雄氏。

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 日々の取り組みや活動によって、認知症に対する偏見や差別がなくなってきていることや、認知症当事者の視点にたった社会の問題点の認識や街づくりの大切さを話してくれた。

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 講演の後は、市内に暮らす認知症当事者の暮らしを撮影したドキュメントムービーが上映され、当事者と町永氏との対談なども企画されていた。

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◇2つのセッションを聴講
 午後は、「認知症の人にやさしいまちづくり」のすすめ方を考える9つのセッションがあった。
 僕は、妻たちが立ち上げ取り組んでいる認知症の人達が集える場づくり「Dカフェ」と、認知症の人達の働く場づくり「HATARAKU認知症ネットワーク町田」の取り組みのセッションに出た。

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 この「HATARAKU認知症ネットワーク町田」は、町田市所有の放棄された竹林を借りて、竹林を整備しながらタケノコを掘ったり、竹炭で消臭剤を作ったり、竹林の中で四季折々に子ども達も交えて竹細工や流しそうめんなどの企画を、認知症の当事者や家族とやっている。
 僕も去年の春には、妻からの要請で3週間ほど早朝にタケノコ掘りを手伝ったし、時々、竹炭づくりの竹運びに行ったりしている。

 

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 妻たちの地域での活動は、おおよそは知っていたつもりだが、改めてこんな意義があって、こんなことまで取り組んでいたのかと再認識した一日だった。