東京に雪が舞った今日のおしゃべり

 東京に新型コロナ感染拡大の「緊急事態宣言」が出されて20日経過。
 最近は、不要不急の外出自粛とあって、行動範囲が限られるのでブログに書くネタも不足気味。
 新年を迎えたと思ったら、今週で1月も終わる。
 昼頃から雨が降っていたが、夕方3時頃から雪に。
 でも、積雪の心配はなさそう。

 

◇富士山の雄姿
 毎週、我が家のイナダ君は、生産物の配送に静岡方面に行く。
 その度に、「今朝の富士山」的写真を、ラインで送ってくれる。
 最近は、コロナ禍で出張もなく、新幹線の車窓から富士山を見る機会がないので、楽しみにしている。
 1週間前(21日)の富士山

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 今日(28日)の富士山

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 一気に麓まで雪化粧だ。

 

マルクスの『資本論』が、いま注目されている
 NHK「100分de名著」は、よく観る番組だ。
 今年1月に取り上げたのは、なんと、150年前の経済思想家のカール・マルクスの有名な資本論だった。
 解説者は、大阪市立大学准教授の斉藤幸平氏
 4週連続、計100分観て「こんな解釈があったのか?」と興味を持って、番組のテキストと、そこでも紹介されていた氏の新刊『人新世の「資本論」』を、いま読んでいる。

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 斉藤氏は著書の中で、
「世間一般でマルクス主義といえば、ソ連や中国の共産党による一党独裁とあらゆる生産手段の国有化というイメージが強い。そのため、時代遅れで、かつ危険なものだと感じる読者も多いだろう。
 実際、日本では、ソ連崩壊の結果、マルクス主義は大きく停滞している。今では左派であっても、マルクスを表立って擁護し、その知恵を使おうとする人は究めて少ない。
 ところが、世界に目を向けると、近年、マルクスの思想が再び大きく注目を浴びるようになっている。」と書き、
「もちろん、古びたマルクス解釈を繰り返すことはしない。新資料も用いることで、『人新世』の新しいマルクス像を提示するつもりである。」と述べ、
 マルクスが『資本論』第一巻を刊行した以降、晩年に遺した膨大な草稿や研究ノートに、彼が辿り着いた思想、地球を救うカギ、持続可能なこれからの社会を描く思想が秘められていたという。


 僕は難解な『資本論』をまともに読んではいない。
 しかし、耳学問で少しは知ったマルクス理解とは、だいぶ違っている。
 まだ、『人新世の「資本論」』を途中までしか読んでないが、新たなマルクス解釈だというのはわかる。 
 いかに、今までの一般的マルクス解釈が、狭義的なものであったかと興味をもって読んでいる。