3月11日・今日のおしゃべり

 東京の気温は21℃。春到来というか、初夏の日差しを感じる陽気だった。

 

◇今日の早朝「スーパームーン」を見る

 寒い間、サボっていた起きがけの健康維持の早朝運動。
 今朝は、気温も10℃と温かくなってきたので、素振りをしようと木刀を持って屋上に上がる。
 雨上がり、確かに温かくなって、春を思わせる清々しい空気だった。
 西の空を見たら、きれいなスーパームーン

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 朝から、スーパームーンを見れるなんて感激。

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 この3月の満月は「ワームムーン」と呼ばれる。
 アメリカ先住民は、それぞれの月の満月に季節ごとの名前を付けていて、3月の満月は、大地が柔らかくなってミミズなどの虫が姿を現し、小鳥が集まってくる月として、そう名付けたらしい。

 

◇会に新聞「けんさん」3月号
 昨日、依頼した最終原稿が届いて、今日、紙面全体の編集を何とか終わり、夕方、印刷屋さんに紙面制作のデータを送信した。
 今晩は、ちょっと一息ついている。

 

◇今日は東日本大震災から9年
 いま、映画『 Fukushima 50 』が公開されている。
 この新型コロナウイルスが騒がれているいま、映画館という密室はどうかとの思いもあったが、観るなら今だろうと思ってネットで調べたら、観客座席を一つ置きに空ける入場制限していることを知って、それならと、昨夜、帰宅途中に観た。
 実際は、入場制限など関係なく、観客は10数人だった。

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 この映画の原作は、門田隆将のノンフィクション『 死の淵を見た男 吉田昌郎福島第一原発なのだが、東日本大地震とその津波によって、福島第一原子力発電所事故が発生。その時、原子炉発電所内に留まって、暴走する原子炉対応業務に従事した約50名の作業員たちの壮絶な姿を描いた映画だ。

 実にリアルに、原子炉建屋内部の当時の様子が映像化されていた。
 そこで、死を覚悟して原子炉の暴走を阻止すべく対応する作業員たち。
 固唾を呑む思いでスクリーンを観続ける内容だった。

 この映画については、すでにいろいろなところで批評が書かれているし、これから観る人も多いだろうから、僕がここに記すのはひかえるが、ぜひ、おススメの映画であることは確かだ。
 自然災害の恐ろしさを軽く見てしまった傲慢な人間。原子力というエネルギーを制御できると技術力を過信し商業実用化した傲慢な人間。その傲慢さは、想定外などという言葉では覆い隠せない罪深さを感じさせる映画だった。