お月様についてのおしゃべり

 昨日は「十五夜」だった。
         
         
 そのお月様のPhotoは、昨日のブログにもアップした。
 夕方、知人と会って話をしていたら「昨夜は十五夜だったけど、今日が満月で、スーパームーンらしいですね。」と、しばし話題がそちらになった。
 これが今夜のお月様だ。
      
 雲一つなく、あまりにも明るすぎて、僕のデジカメと腕では上手く写せない。


 帰りの電車の中で「陰暦と月」を検索してみた。
 それで分かったことを、少し列記してみる。


十五夜=満月ではない。
 十五夜が満月かと思っていたら、必ずしもそうではなく、十五夜と満月は、毎年1日ほどずれていることが多いのだそうだ。
 今年も、十五夜は昨夜の9月27日だったが、満月は今日の28日なのだという。それで今夜が「スーパームーン」なのだ。

 
◇お月様には、その日その日で、実に風雅な名前が付いているから面白い。

・先ず、今夜のお月様は十六夜(いざよい)」
 〝いざよい〟は、ぐずぐずとためらっている様子を表す言葉。
 例年だと満月の翌日になり、満月より月の出が遅れ,月が出るのをためらっているように見えることから、そう呼ぶ。

・次の日は「立待月(たちまちづき)」
 月の出を、立ったまま、まだかまだかと待っていることから。

・その次の日は「居待月(いまちづき)」
 月の出が遅くなるため、立ったまま待つには疲れてしまい、家の中で座って待つことから。

・さらに、その次の日は「寝待月(ねまちづき)」
 月が出るのが遅くなって、寝て待たなくては出てこないことから。

・さらにさらに、その次の日は「更待月(ふけまちづき)」
 夜が更けないと出てこないことから。


◇昔の人の遊び心
 このような名前を付けて、月見を楽しんだ昔の人々は、何と優雅な心境の持ち主なのかと感心してしまう。