我が家から車で20分ほどのところに、町田市立国際版画美術館がある。
今日は朝から午後1時まで、ファーム町田店のスタッフに入って、その後、版画美術館に出かけた。
版画美術館は、芹が谷公園の一角にある。
では、畦地梅太郎とは、どんな版画家なのだろうか。
ウィキペディアには、『 畦地梅太郎(あぜち うめたろう、1902年12月28日 - 1999年4月12日)は、日本の版画家。山岳風景を題材とした木版画作品を多数発表し、「山の版画家」として知られる。画文集の出版や装丁、挿画などの分野でも活躍した。愛媛県北宇和郡二名村(現・宇和島市三間町)出身 』とある。
実は、畦地梅太郎という版画家を僕は知らなかった。
このポスターを見て、この絵はどこかで見たことはある。この山男の表情が何とも言えない魅力的な雰囲気だ。
その時から、ぜひ、時間を見つけて展覧会を鑑賞しようと思っていた。
チケットを65歳以上400円を払って、早速、入場。
ここから先は、撮影禁止。
帰りの売店で購入したポストカードを接写したPhotoで、畦地梅太郎の版画作品をアップして紹介する。
愛媛の農村に生まれ、16歳で故郷をあとにした畦地はさまざまな仕事についたのち、版画を始めりる。都会や故郷の風景を描いていた畦地がたどりついた主題、それが「山」である。浅間山など山の姿に魅了され、版画の画面に大きく力強い山の姿を描き、「山の版画家」としての評価を確立。
畦地の表現を一変させたのが「山男」。素朴で温かな表情の山男。「山男」は畦地作品の代名詞となる。
展示会場には、山などの作品と、山男を主題とした作品の約100点が展示してあった。実に、観応えのある版画作品群である。
一つひとつ、味のある山男の顔、姿を見ていると、なんとも言えない温かな感動が湧いてくる。
畦地梅太郎は、晩年、町田市の鶴川に住んでいたという。町田市の名誉市民にもなっている。
その鶴川に、ギャラリー「あとりえ・う」があり、そこは畦地が生前すごした自宅兼アトリエで、現在はアトリエ部分をギャラリーとして一般公開しているらしい。
ぜひ、そこも訪れてみたい。