今日の土曜日、東京には「熱中症警戒アラーム」が出るほどの猛暑。
朝7時からのファーム町田店の開店準備から午前中はスタッフに入る。
午後から、我が家から車で20分ほどのところにある町田市立国際版画美術館で「横尾忠則」展を観賞。
横尾忠則という芸術家は、不思議な精神世界を持っていると、僕は彼の作品を観るたびに思う。
今回の展覧会も、それを感じるに十分な展示内容だった。
横尾忠則とは、「ウィキペディア」によると
──兵庫県西脇市出身。幼少期に西脇でさまざまな超常現象を経験。死の世界に憧れを抱く。神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。1980年7月にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。以来、美術家としてさまざまな作品制作に携わる。三島由紀夫に出会い三島の「聖俗一体」的言動に触発される。三島の死をきっかけにその後の15年間をオカルティズムや神秘主義まで包括した精神世界に傾斜してゆくが、それらが大いなる錯覚だったと気づき「私」の探求の延長線上で絵画に出会う。精神世界と絵画は全く別の存在だと考えていたが、後にこの両者が自分すら知らない深いところで結びついていると感じるに至る。──
とある。
今回の展覧会の趣旨はこれだ。
新型コロナウイルスで、人混みを心配していたが、鑑賞しているのは数人。
ゆっくり観賞できた。
展覧会趣旨文にもあるように、このような浮世絵の歌川広重のモチーフに影響されたという。
歌川広重のモチーフに影響された横尾作品。
これが、横尾忠則の作品だ。ほとんどの横尾作品はシルクスクリーンだったが、これは木版画だ。
浮世絵からのモチーフ、特に、興味を持って観賞。
確かに、一般的な版画の枠を超えた横尾忠則ワールドだった。