韓国訪問・Photoこぼれ話(景福宮)

 僕たちが韓国を訪問したのは先週月曜日(7/29)から木曜日(8/1)だった。

 今朝の新聞を見たら、僕たちが泊まったホテルの近くの日本大使館前の通りで、昨夜、日本への抗議のキャンドルデモが行われたようだが、僕たちの滞在期間中は平穏、お店の人も街で行き交う人も、友好的で親切だった。

 

 

景福宮(キョンボックン)

 朝鮮王朝の宮殿観光といったら、先ずは景福宮だと思って、断続的に降る雨の中を参観した。

  景福宮は、ソウルの中心部、ビルが立ち並ぶ一角にある。
 朝鮮王朝時代の正宮として、王の政務の場、王の生活の場としての宮殿である。
 中にある多くの建物は、壮大で美しく韓国らしい建築物。
 しかし、「景福宮」が正宮であったのは朝鮮王朝500年の歴史の中で200年ほど。豊臣秀吉朝鮮半島を侵攻した文禄・慶長の役の際に全焼。その後、約270年後に再建された。
 ここは、1910年の日韓合弁以降は、日本によって正殿の前に総督府庁舎のビルが建てられるなどして多くの建物も破損したが、主要な建築物は当時の姿を残してる。

    f:id:naozi:20190804175851j:plain

    f:id:naozi:20190804175914j:plain

    f:id:naozi:20190804175944j:plain

    f:id:naozi:20190804180007j:plain

    f:id:naozi:20190804180032j:plain

    f:id:naozi:20190804180106j:plain

 思政殿の玉座の後ろには、日と月と5つの峰を描いた「日月五峰図」。

    f:id:naozi:20190804180326j:plain

 

 交泰殿(ギョテジョン)の裏にある庭園に、オンドル部屋の煙が抜け出る赤レンガの瓦屋根をのせた煙突があった。

    f:id:naozi:20190804180420j:plain

 煙突の壁にはツル柄、鶴、コウモリ、鳳凰、松、梅、菊、不老草、岩、鳥、鹿などの模様を美しく配置してある。それは長寿、富貴を象徴する文様、火魔と悪鬼を防ぐ魔除けの意味を持つめでたい獣が表現されたものだという。

    f:id:naozi:20190804180456j:plain

 

 そして特記すべきことは、民族衣装姿の女性が多いこと。

 韓国の伝統衣装・韓服を着用すると入場料が無料になるらしく、宮殿門前の通りに並ぶレンタルショップを利用して、多くの女性が韓服を装い、宮殿内を闊歩し、写真を撮っていた。

    f:id:naozi:20190804180535j:plain