韓国のヤマギシの村から車で1時間ほどのところの水原(スウォン)市を観光。
ここは、世界遺産に登録された朝鮮王朝の古城・水原華城(スウォンファソン)があるところだ。
水原華城は、李氏朝鮮王朝の第22代国王・正祖が政治闘争の末に1794年に世を去った父を悼み、その墓を移築・築城した。
まず最初に、韓国で最も美しい行宮(一時的な宮殿として建設あるいは使用された施設の事)といわれる華城行宮を見学。
この華城行宮は「宮廷女官 チャングムの誓い」など韓国ドラマや韓国映画のロケの舞台としても有名。
この水原華城は、朝鮮古来の築城法と中国からの近代西洋の建築技法を組み合わせて作られているという。
華城行宮の中でもメインとなる建物の正殿の奉壽堂。
国王が父親の墓参に水原に来た際の宿泊所。
太陽と月を描いた屏風を背に王が座る玉座。
ハングル文字は李氏朝鮮王朝の宗大王(セジョンデワン・1392年から1910年)が命じて生まれたものだが、同様に発明された日時計や、当時の楽器なども展示してあった。
この水原市の八達門の周辺には「市場」がある。
次に訪れたのが、1794年から1796年に建設された万里の長城のミニ版のような城壁。石とレンガを用いた城壁の長さは5.7km。
これは「烽火台」だ。
烽火の本数で敵が攻めてきたことを伝える。