今週末には、関東でも梅雨に入るだろうとの予報だが、今日は30℃をこれる真夏日の陽差し。
今朝、案内所に出勤するときに歩いていたら、住宅街の塀越しに紫陽花が見事に咲き出しているのを発見。
◇紫陽花の思い出
紫陽花が咲くと梅雨も近い。
前にもブログに書いたと思うが、僕はこの花には特別な思い出がある。
僕は20代の時、某電機会社の独身寮に住んでいた。
そこでお世話になった寮母(管理人)が、シノブさんというおばさんだった。
このシノブおばさんは、短歌を詠む人でもあった。
歌集を2冊ほど出していて、僕の本棚に今も並んでいる。
シノブおばさんには、本当にお世話になったし、何かと面倒もみてもらった。
そのシノブおばさんから、結婚お祝いにいただいたのが、紫陽花を詠んだ短歌の額縁だった。
僕は大事に、40数年も部屋に飾っている。
「結婚のお祝いにしては寂しい歌だね」っていう人もいるが、僕はこの歌が好きだ。
小さな花ひとつひとつは、可憐で寂しさが漂うが、それが集まってひと房の花になったときは、華やかに人の目を引く。それが紫陽花だ。
このシノブおばさん、今は亡き人であるが、満州から引き揚げてきて、女手一つで子供2人を育てた女性。
実は有名な某シナリオライターのお母さんだった。
◇花壇に並べられた鉢植えの花もきれいに咲いている。