国立新美術館に行く

 国立新美術館は、高田馬場から25分ほどの地下鉄・千代田線の乃木坂駅にある。
 昨日の夕方、時間が取れたので帰宅時に寄った。
 現在、ここの美術館では『 至上の印象派展・ビュールレ・コレクション 』が開催されているのだ。
 ドガルノワール、ファン・ゴッホゴーギャン、モネ、セザンヌピカソなどの有名な作品が展示されていると言うし、特に、「 絵画史上、最も有名な少女像ともいわれるルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ) 』と、セザンヌの『 赤いチョッキの少年 』 」が展示されていると聞く。
 ミーハー的好奇心旺盛な僕としては、ぜひ、観ておきたいと思っていた。
       
       

 混雑を予想していたが、月曜日の夕方4時過ぎと言うこともあって、チケット売り場も5〜6人の並びで、会場への入場はまち時間なし。
       
       
 音声ガイド機材を借りて入場する。


◇エミール・ゲオルク・ビュールレ
 「見どころ」にも書かれているのだが、「一人のコレクターが集めた」というプライベート・コレクションの、世界中の美術ファンが注目の傑作の展示で、印象派の作品を中心に64点(約半数は日本初公開)が展示。
 僕は先ず、このエミール・ゲオルク・ビュールレというコレクターに興味を持つ。
 展示会場の途中に、ビデオ上映があり、その中で「ドイツに生まれ、スイスで後半生をすごしたエミール・ゲオルク・ビュールレは、第一次・第二次世界大戦を経験し、銀行家の令嬢と結婚して、その後、実業家として成功して富を築いた。彼は心の拠りどころとして美術作品を収集し、コレクションはチューリヒにある邸宅の隣の別棟に飾られていた。」と説明されていた。
 「実業家として富を築いた」のが、なんと「武器商人」としてというのが皮肉である。


◇数々の傑作が
 ルノワールの『 イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ) 』や、セザンヌの『 赤いチョッキの少年 』はもちろん、エドガー・ドガの『 ピアノの前のカミュ夫人 』や、モネの『 ジヴェルニーのモネの庭 』や、ゴッホの浮世絵の影響を受けた作品といわれる『 日没を背に種をまく人 』なども展示されていた。(下の写真はパンフレットから)
       
 
 そして、なんとなんと・・・。
 高さ2m、横4mのモネの作品『 睡蓮の池、緑の反映 』は、カメラ撮影が許されていた。
 カメラを構えている人、絵をバックに記念撮影する女性などで、なかなか中央に行くのが難しかったが・・。
       
 やっと、正面からシャッターを切れる。
       
 一部分をアップで写すと。 
       
 

◇妻へのお土産
 展示場出口にグッズ販売があり、ここも大人気。
 僕もお土産に、クリアケースと、食べ終わったらペンケースになる可愛いイレーヌが缶蓋に描かれているチョコレートを購入。