幻想的な東郷青児の絵に触れる

 今日は、十五夜
 残念ながら、今夜のお月様は雲に隠れている。
 今日の我が家のロビー横の文化展示コーナーには、ススキを大胆に活けて、書も掛けて、茶釜も飾って、秋を演出してあった。
        
        

◇帰宅時に「東郷青児記念・損保ジャパン日本興亜美術館」に寄る
 一昨日、新宿の損保ジャパンの美術館で、「生誕120年 東郷青児展」を開催していることを知った。
 この美術館は、もともと「東郷青児美術館」というだけあって、東郷青児の作品を数多く収蔵しているのだが、今回は、生誕120年を記念して、初公開のプライベートコレクションを含む貴重な作品を全国から集めた特別回顧展としての開催だ。
 新宿駅から5分ほどの近くなので、いつ行くかと思っていたら、今日は「中秋の名月」イベントとして夜8時まで延長開館だというのを知って、今日の帰宅時に寄った。
        
 美術館は、損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階。
        
 館内に入ると、所蔵で最も有名な作品であるゴッホの「ひまわり」のレプリカが、撮影用に展示してある。(もちろん、本物も常時展示してあって観ることはできる)
        
        
 特別展示室には、東郷青児の、あの独特の幻想的に描かれた女性の絵が数多く展示してあって、圧巻だった。
 さらに、藤田嗣治と対で制作した丸物百貨店の大装飾画や、週刊誌や雑誌などの表紙、広告などにも使われた作品も展示してあって、東郷青児の全生涯の作品が理解できる内容で、実に、見応えのある作品群だった。
 最後に、作品の絵ハガキを3枚、妻へのお土産に買って帰ってきた。
 館内は撮影禁止だったので、その絵葉書の接写をアップする。
       「四重奏」1955年
        
       「ピエロ」1926年 
        
       「望郷」1959年
        


◇新宿ビル街の夜景
 美術館を出ると、周りの高層ビル群の夜景に圧倒された。