9月開館の「漱石山房記念館」

 昨日、早稲田の「国境なき医師団日本事務局」の活動報告会に行ったときに、まだ開会まで1時間余裕があったので、早稲田駅から歩いて10分程度のところにある、9月24日開館した「漱石山房記念館」に寄った。
        
 この記念館は、夏目漱石の生誕150周年を記念して、漱石が晩年過ごした「漱石山房」と呼ばれていた旧居跡の漱石公園内に新宿区がつくった。
        
 正面横に「夏目漱石胸像」がある。
        
 漱石公園の入口にある「漱石山房」についての説明板。
        
 公園に入ると奥に「道草庵」がある。
        
 その左奥には「猫塚」が。
        
 こちらが9月に開館された「漱石山房記念館」
        
 入口を入ると等身大の漱石の写真が迎えてくれる。
        
        
 ビデオで漱石の生涯の説明も。
        
 再現展示は有料。(撮影禁止も多い)
 1階には「漱石山房」の書斎や客間、ベランダ式回廊を再現してあり、この客間で毎週開かれた「木曜会」のことなどが、写真などで展示。
        
        
        
 2階の展示場には、漱石と作品世界、漱石を取り巻く人々、漱石と俳句、漱石と書画などや初版本などが展示されていた。
        
        
        

 実に、見応えのある、充実した記念館となっている。
 中でも、写真と証言を基に再現された書斎は圧巻である。(残念ながら撮影禁止)
 本棚にびっしりと書籍が並び、周りにも山積みされている書籍。
 書籍に囲まれた中央には、文机と火鉢。
 文机の上には原稿用紙。
 そこに座って、今でも漱石が執筆を始めるかのようだ。