早稲田の「鰻重」と「落馬地蔵尊」

漱石も食べた鰻重
 地下鉄・早稲田駅近くの「国境なき医師団日本事務局」に行ったついでに、前々から食べてみたいと思っていた鰻屋に入った。
 そのお店は、明治10年創業(現在の店舗は2006年改築)の三代続く老舗の鰻屋「すず金」。
 夏目漱石の生誕地(夏目家)の近くで、漱石もここの鰻重を食べたと言われている。
 もちろん、大隈重信早稲田大学を創立するより5年先に営業を開始しているので、大隈家や早稲田大学御用達だったらしい。
       
       
       
 漱石大隈重信も、この味を・・・と思い巡らせながら味わう。
 このお店、昼だけ営業の売切御免で夜営業はない。


◇落馬地蔵尊
 「すず金」を出て、漱石公園の方に2、30メートルも歩くと、こんな地蔵尊があった。
 「落馬地蔵尊
       
       
       
 おもしろい御地蔵様だと思って説明書きを読むと、
       
 「江戸幕府三代将軍・徳川家光公が、遠乗りに出てこの地を通過のみぎり、突然乗馬が驚奔し落馬された。怪しんでその地を探させると、土橋の下より、この地蔵が出現。公いたく畏怖して祀ったと謂う。」
 このように書かれていた。