滞在最終日はウランバートル散策

 今日でモンゴル出張も終わり、明日朝7時55分発の便で帰国する。


◇今朝のチンギスハーン広場
 ウランバートルに来たのだから、チンギスハーンの銅像を見ようと、早朝、スフバートル広場まで散歩した。
 宿泊ホテルから広場までは、歩いて15分程度だ。
 出勤する人に交じって、広場まで歩く。
       

 この広場、以前はスフバートル広場と呼んでいたが、今はチンギスハーン広場と呼ばれている。
       
 広場周辺には、抑留日本人将兵たちが建設に従事した立派な建造物が今も並ぶ。その代表的なひとつがオペラハウスだ。
       
 人民革命の功労者であり、「近代モンゴル軍の父」として英雄視されるダムディン・スフバートルの騎馬像。
       
 広場奥の中央に鎮座するのが、チンギスハーン像。
       
       
 チンギスハーンの側近であるボールチとムフライの騎馬像が左右にある。
       
       
 さらに、左手には息子のオゴダイハーン像と、右手には孫のフビライハーン像がある。
       
       


◇広場の周りの公園にあった像
 さすがウランバートルの中心地、モンゴルが誇るチンギスハーン広場だ。広場の周りには、緑豊かな公園がある。
 そのなかには、数々の英雄者像や彫刻像やオブジェがある。
 これは、誰だろう? モンゴル語表記で僕には理解できない。
       
 (後で確認したら、有名な詩人で近代モンゴル文学の父と言われるナツァグドルジという人らしい。)

 これは、マルコポーロ像だ。
       

 可愛い彫刻像もある。
       
       
       
       
       
       
 これは何だ。巨大な樹が地球を持ち上げている。
       
 この石に刻まれた歌は、直訳すると「あたたかい故郷」だ。
       
       


ウランバートルの街並み
 ウランバートルの中心地は、高層ビルも建っているし、建設中のビルも多い。
       
       
       
 しかし、一歩中心地を離れると、木造家屋とゲルが混在する、いわゆる「ゲル地区」と呼ばれる地域もあり、ウランバートル住民の60%がここに住んでいると言われる。
 ウランバートルの人口はモンゴル国人口の約半数。遊牧して生活していた人たちが、ここにゲルを建てて定住したようだ。
 また、住宅不足と市街地へのアクセスが良いため、貧困層のみならず中所得者層も居住しているらしい。
       
       
       
 一方では、新しいマンションが立ち並び、建設が進められている地区もある。
       
       
 「住宅不足と言っても、景気も悪いのに、こんなに建てて、売れるのだろうか」とモンゴル人でも不思議がる。