認知症のテレビ放送のおしゃべり

 今日の東京は秋雨前線の影響で、朝の出勤時は雨脚が強い土砂降り状態だったが、午後からは雨も止んで曇り。
 昨日あたりから一気に秋が来た感じだ。


認知症のテレビ放送
            
 日曜日の夜、「Mr.サンデー 」という番組で、知人の女性ディレクターNさんが、認知症となってしまった自分の母親の生活を記録したものを放送していた。
 Nさんとは、10年以上前に知り合って、それから年に一度くらいお会いして食事をしながらお話をしている。
 以前にも、彼女は自分の乳癌闘病記録『おっぱいと東京タワー〜私の乳がん日記〜』というドキュメンタリー番組を作って話題になったことがある。
 前回お会いしたのは、昨年の夏前だった。
 川崎の多摩川河川敷少年殺害事件の検証番組に取り組んでいて「取材で心身ともに疲れたけど、やっと終わって、心の整理もついたから・・」とお会いできた。
 彼女は、広島県呉市の生まれ。
 お会いしたその時も「年老いた両親が心配で、特に母が認知症のようで、ちょくちょく帰省している」と言っていた。
 今回放映された内容は、帰省の度に両親のビデオ撮りした記録だった。
            
 書道の全国大会で表彰もされるほどの自慢の母親が、2年前の正月帰省の時に異変が現れていた。
 料理上手な母の料理に味のバラつきが出るようになったと父は語り、几帳面な母は常に探しものをするようになっていた。
 東京に戻る前日に母を病院に連れていき、アルツハイマー認知症と診断され、家事などやったことがない、耳が遠くなった父による介護が始まる。
 Nさんの日記に「私が母の異変に気づくのが遅かったのだろうか」「いつも母が変なことをしないか、変なことをしないでくれと祈っている自分がいる」と書きつづる。
 今年の正月に帰省すると、母は正月の4日なのに大晦日と思っている。
 欠かさず記入していた家計簿は2年も前から乱れ、止まっていた。
 Nさんは、自分が実家に帰って面倒をみた方がいいのかと悩む。
 番組の最後にNさん自身も出演して、母の事と自身の葛藤を語っていた。
 番組は、次の日曜日に、続編が放送される。
 彼女のブログに「今日は辛いシーンが多かったと思いますが、来週放送の後編では、N家に光明が見えてきます。きっと少しホッとしていただけるのでは…。来週もぜひ見てくださいね?♪」と書かれている。


◇明日・水曜日から三重県出張
 今週は明日の水曜日から金曜日まで、三重県ヤマギシの村・豊里実顕地に、毎月定例で行われる研鑽会のために出張だ。
 天気は明日も明後日も、曇り・雨の予報だ。