今日の東京は、ちょっと暑さを感じて初夏を思わせる、よく晴れた土曜日だった。
◇農産物直売店「ファーム町田店」のスタッフに入る
ファーム町田店は、現在、お店の改造工事中だ。
そんな中でのお店の開店。
朝6時過ぎから、各地の農場から届いた農産物を、工事の仮設足場を避けながら、陳列に工夫をして10時に開店。
今までは、毎月第二土曜日の「大市」の時だけやっていた「焼き鳥」を、今週から毎土曜日にはやろうと、埼玉県のヤマギシの村・岡部実顕地からタカギさんが来てくれた。
このおばさん「お宅の焼き鳥、ほんと美味しいのよねぇ〜、旦那とケンカしないように6本頂戴!」と・・・。
ここ何週間か、顔を見せなかった介護デイサービス施設のお年寄りのみなさん。
今日はワゴン車4台で、大勢来てくれた。
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顔見知りになっている施設の係りのお嬢さん「私のシフトが変わって、来られなかったけど、またシフトが戻ったから、また来させてもらいますね。」と・・・。
右手に焼き鳥、左手にソフトクリーム、そんな元気なお年寄りもいた。
◇夜は、やっぱり女子バレーをテレビ観戦
リオデジャネイロ五輪に出場できるかどうかのイタリア戦。
今夜もいい試合をしていた。
イタリアにはフルセットを戦って敗れたが、五輪出場が決まってホッとする。
◇相場英雄著『共震』
本好きな友人が「これ、読んだ?」と渡してくれた文庫本。
どんな内容なのだろうと思って「文庫版あとがき」を読む。
この物語は、2013年の東日本大震災から2年が過ぎた時期に書かれた被災地を舞台のミステリー。
「震災から丸五年が経過した今、大半の日本人は『3・11』という日付でしかあの震災を思い出さない・・・そう思わざるをえないほど、震災関連の全国ニュースは極端に減った。」「東京五輪の開催決定以降、首都圏で再開発ブームが起こった。工事関係者資材、関連車両が東北から一気に首都圏に吸い取られたためだ。ただでさえ遅れが目立っていた復興関連の工事や事業は、五輪歓迎ムードの陰に完全に追いやられてしまった。」「東京五輪への関心が高まり、着実に関連施設の建設準備が進む中、東北では未だ仮設住宅での不自由な生活を強いられている人々がいる。大震災から丸五年が経っても、この状態なのだ。このことだけでも、このカバーを通して再認識していただけたら幸いである。」
このように、東日本大震災の風化を危惧して、この文庫カバーを、単行本と同じイラストにしたと書かれていた。
こんな著者の気持ちを知ってしまったら、読まないわけにはいかないと思って読み出した。