冬に逆戻りの寒さ

 いよいよ本格的な春到来だとウキウキしていたら、昨日から一転、寒さが戻ってきた。
 咲きだしたソメイヨシノも一休みと言った感じだ。
 今日から皇居内の乾通りの桜並木が一般公開されて、桜鑑賞できるのだが、まだ一分咲きだと夕刊に載っていた。
 公開は31日までだ。行ってみたいと思うが、満開になったら人混みも凄いだろうし、行くタイミングをつくれるだろうか。


高田馬場神田川の桜
 夕方、文房具店に行くときに、神田川の桜はどれくらい咲いただろうかと、ちょっと迂回して行ってみたら、まだ二分咲きか三分咲き程度だった。
     
     


◇映画『エヴェレスト 神々の山嶺
 友人から、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』を観たというメールをもらった。
 原作は夢枕獏の小説『神々の山嶺』だ。
 平成10年には、柴田錬三郎賞を受賞している話題の山岳小説だ。
 僕はまだ読んでいない。
 原作を先に読むか、映画を先に観るか、迷っていた。
 そんなメールを送ったら、映画を先に観ることを勧められた。
 ネットで調べたら、いつもの帰宅時間に上映する映画館があったので、途下車して
映画鑑賞。
         
 観たばかりで、まだ多くを書くほどまとまっていないが、とにかく、エヴェレスト登頂の過酷な自然との闘いが、臨場感あふれる内容で映し出されて、あっという間の2時間だった。
 岡田准一が主演だが、阿部寛も存在感があって主演といった感じ。
 尾野真千子もなかなかいいし、実力派俳優が多数出演だった。
 1ヵ月以上のネパールロケと、10日間に及ぶ実際のエヴェレスト登山によって、高度5200М付近での過酷な状況での撮影というだけあって、登攀のシーンはかなりの迫力だ。
 実際にエヴェレストという過酷な山の恐怖がビンビン伝わってくるし、それに挑戦する限界を超えた人間の作為の連続だ。
 どのようにして、この場面を映像化したのかと、その迫力に圧倒される。

 早速、原作の夢枕獏の小説『神々の山嶺』を読んでみようと思う。
 きっと、登場人物ひとり一人の心の動きや葛藤を、夢枕獏ならもっともっと書いているはずだし、2時間という制約された中では描き切れていない人間模様があるはずだ。