「小松菜」のおしゃべり

 今朝も7時から9時少し前まで、ファーム町田店の開店準備に入って、それから高田馬場の案内所にいった。
 最近、僕が準備する売り場は、なんとなく野菜売り場で、埼玉県や千葉県、三重県ヤマギシの農場から届いた野菜を、陳列台に並べる作業をしている。
 そんなこともあって、
 今日の東京新聞朝刊に載っていたシニア野菜ソムリエ・立原瑞穂さんの記事『野菜のアルバム』に、興味を持って読んだ。
        

 ファーム町田店にも、農場から毎日、「小松菜」が届く。
 僕は毎朝、その届いた量を見ながら、ほうれん草など他の野菜とのバランスを考慮しながら、野菜売り場の品列スペースを考えて「小松菜」を並べている。
 立原さんも書いているが、確かに、ハウス栽培で年中あるが、小松菜の旬は冬の今だ。
 何とか目立って、お客さんが手に取るように、そして鮮度が保たれるようにと工夫する。
 店頭に立った時も「コマツナ美味しいですよ。」と声をかける。

 そんなことで、興味をもって立原さんの文章を読み、なるほどと思ったので、ちょっと抜粋要約させていただく。

 立原さんの文章によると
 ・江戸時代にアブラナとカブをかけあわせて作られた野菜。
 ・名前の由来は、現在の東京都江戸川区にある「小松川」という地区で多く栽培されていたのを、タカ狩りに訪れた徳川将軍が食べ、その味を気に入り命名
 アブラナ科なので、収穫せずに大きくすると菜の花のような黄色い花が咲く。
 ・ほうれん草よりも、骨や歯を強くし、ストレスにも効果的なカルシウムや、貧血予防が期待できる鉄分は小松菜の方が多い
 ・あくが少なく、下ゆでしないでそのまま料理に使える便利な葉野菜。
 こんなことが書かれてあった。


 この文章を読んで、「東京の小松川」「徳川将軍」などなど、一気に小松菜が好きになった気分だった。
     

 そして夜、帰宅して愛和館(村の食堂)に行ったら、メニューに「小松菜のおひたし」が入っていた。