明日から日曜日、東京を離れる

 

 明日の金曜日は、三重県春日山実顕地に出張だ。
 先日、春日山実顕地の佐川さんが刊行した『贈り合いの経済・私のなかのヤマギシ会』の出版記念座談会がある。
 佐川さんと宗教学者島田裕巳さんの「これからのヤマギシズム実顕地を描く」と題した座談会だ。
 どんな座談会になるか楽しみだ。
 土曜日と日曜日は、栃木県の大田原農場で「ふるさとFarmづくり」の企画がある。
 土曜日の朝一番で春日山実顕地を出て、栃木県に向かう予定だ。


◇機関紙「けんさん・11月号」の編集
 夕方までに、原稿ができあがって、写真がほぼ揃った2面、3面、4面を、紙面作りを担当してくれているイワタさんに送った。
 何とか、出かける前にそこまではやりたいと思っていたので、まあまあ一安心。
 残りの1面は、1日〜2日の企画の写真を掲載したいので3日になる。
 2〜4面の紙面出来上がり状況と、イワタさんとのやりとりは、移動中にスマホでやろうと思っている。


◇出張移動中に読む本を2冊買う
 先日の読売新聞に、劇作家の山崎正和は、3冊の本を紹介していた。
    水野和夫の『資本主義の終焉と歴史の危機』
    広井良典の『定常型社会・新しい〝豊かさ〟の構想』
    岸田一隆の『3つの循環と文明論の科学』
 今日の帰宅時に書店に寄って買ったのは、このうちの『定常型社会・新しい〝豊かさ〟の構想』と『資本主義の終焉と歴史の危機』の2冊だ。
         
 『資本主義の終焉と歴史の危機』は、那須実顕地のヤマモトさんからも度々読むのを勧められていた。
 劇作家の山崎正和さんは、3人がそれぞれの分野から「定常型社会」に視点をおいて、これからの社会を論じていると言っていた。
 それでは「定常型社会とは何か」
 定常型社会とは、人口と経済の成長が限界に達した社会のことであり、その事実を受け入れ、あえて生産の膨張をこれ以上は求めようとしない社会だそうだ。
 確実に、社会は変わっていると言うことだろう。
 これからのことを考えるとき、自分たちの視点を何処に据えて社会を考えるか。
 そんな事を示唆してくれると期待してページをめくりたいと思って買った。