東京も「木枯らし1号」 モンゴルはもう冬本番へ

◇木枯らし1号
 東京にも一昨日の夜、「木枯らし1号」が訪れたらしい。
 確かに冷たい風が吹いていた。
 どんな基準で気象庁は「木枯らし1号」と発表するのだろうかと思ったら、こんな事らしい。
    東京地方における「木枯らし1号」は、
     1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。
     2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。
     3 東京における風向が西北西〜北である。
     4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である。
 木枯らしが吹きだしたら、そろそろ、神宮外苑の銀杏並木も彩りを増してきただろうかと、ちょっと気になっている。
 毎年、僕は神宮外苑の銀杏並木が黄色く彩るのを楽しみにしている。


◇モンゴルは冬本番へ
 モンゴルはもう寒いだろうなと思って、ネットで検索したら
 今日は、最高気温が+5℃、最低気温が−8℃だった。
 今年の夏に行ったときには、写真のような花々が草原を彩り、ハーブの香りの風が吹き、山羊や羊が草を食んでいたのに、もう冷たい風と雪景色なのだろう。
            
            
      

      

◇通勤電車で読んだ『漂砂のうたう
 木内昇の『櫛引道守』を読んで、もう少し木内昇の本を読みたくなって、彼女が直木賞を受賞した『漂砂のうたう』を朝夕の通勤電車内で読んだ。
           
 江戸から明治に変わり十年、武士の世が武士の世でなくなった時代。
 変わりゆく時代に奔走されながら、遊郭で生きざるを得なくなった男と女が、時代に取り残されそうな自分をどうにかしよう、これから訪れる「自由ってなんだろう?」と、必死に「自由」を追い求める物語だ。
 読んでいて、わくわくするような面白さではないが、木内昇の丁寧な心理描写と、そこから編み出される世界に、不思議と引きずり込まれる。