高田馬場の桜・さくら・サクラ

 昨日は一日中雨。
 風はそれほどなかったけれど、強い雨足。
 「桜は大丈夫かな??」と、案内所のランチタイムでも話題となったくらいの雨だった。
 先日、「古今和歌集」の中で、在原業平(ありわらのなりひら)が、次のような桜の歌を詠んでいると知った。

      世の中にたえて桜のなかりせば
                  春の心はのどけからまし

 「世の中にまったく桜がなかったら、今日は咲いたか、はたまた散ってしまったかと、やきもきすることもなく、春の心はのどかだろう」と、このような心境を詠った歌らしい。
 そこまでは思わないとしても、今朝起きて「桜もだいぶ散ったろうな?」と思ったことは確かだ。


◇案内所の裏手を流れる神田川の、今朝の雨上がりの桜。
 流れる川面に、花びらが浮かんでいた。
      


◇案内所から歩いて10分ちょっとの所に新宿北郵便局がある。
 昼前、用事があって行った時に、諏訪通りを歩いたら「玄國寺」というお寺のしだれ桜がきれいだった。
      


◇郵便局から明治通りを隔てた向かいの学習院女子大学
 今日は入学式のようで、門の警備もものものしい。桜が満開。
      
         


◇郵便局からの帰りに、戸山公園を横切って高田馬場駅に向かった。
 ここの桜は、木によっては散りかけて葉桜になりかけていた。
 夕方から花見をするのだろうか、学生がもう場所取りをしていた。
      
 戸山公園には、ハクモクレンが見事だった。
      


◇夕方、高田馬場は、突然の雨・風・雷
 夕方5時過ぎ、急に暗くなって、雨が降り、風も吹き、雷まで鳴っていた。
 在原業平ではないが「これで桜もだいぶ散ってしまうな」と思った。