去年の12月、写真家・植田正治の生誕100年を記念する写真展が開催されているという新聞記事を読んだ。
開催場所は、東京ステーションギャラリーと恵比寿ガーデンプレスの東京都写真美術館。新聞記事を切り抜いて「行ってみよう」と思っていたのに忘れていた。
今年に入って気づいた時には、東京ステーションギャラリーの方は1月5日で終わっていた。
その時は「それじゃぁ、東京都写真美術館は26日までだから、そちらに行こう」と思っていたのだが、なかなか行くチャンスがなく、ぎりぎりの今日、案内所からの帰宅時に恵比寿に寄った。
植田正治という写真家の作品は、不思議な世界のイメージを感じさせる。
代表作の「パパとママとコドモたち」など、家族写真としては不自然な構図だが、ほのぼのとした昭和の家族を感じさせて和んでしまう。
鳥取砂丘を背景にした写真も不思議な魅力があるが、「童暦」と題した写真群に写っている子ども達の表情が僕は好きだ。
その「童暦」の中の写真をネットで見つけたので1枚だけ失敬して、ここにアップする。
◇偶然、サヤカちゃんに会う
写真展を見終わって帰ろうとしたら、偶然に、サヤカちゃんに呼び止められた。
なんとサヤカちゃんも、この写真展を観に来ていたのだ。
サヤカちゃんはドキュメンタリー映画「アヒルの子」を作った時からのお付き合いで、時々、案内所にも寄ってくれる。
現在は某テレビ局関係のプロデューサーをやっていて、昨年暮れは「いま、紅白の裏番に取り組んでいて忙しい。」と連絡があって、それっきりになっていた。
「報告したいことがあったのよ。ちょうど良かった。」と、2月から今年いっぱい、大きな仕事が3つも決まったことを、うれしそうに話してくれた。
ちょっとふっくらとして、明るいオーラいっぱい漂っていた今日のサヤカちゃん。
本当に元気そうで安心した。