講談師・宝井師匠についてのおしゃべり

◇昨日、ゆっくり新聞を読んでいる時間がなかったので、今日の昼過ぎ、昨日の新聞を読んでいたら「女性講談師・宝井一凜さん」というタイトルと、僕の知っている宝井琴梅さんが女性と写っている写真が目に入った。
             
 ああ、この女性が宝井一凜で、「宝井」を名乗って一緒に写っているのだから、宝井師匠の弟子なんだなって察しがついて、ちょっと嬉しく感じながら記事を読んだ。
 記事の内容は「宝井琴梅師匠(72歳)の下で修行を積んだ女性講談師・宝井一凜さん(45歳)が、来月、真打ちに昇格する」というものだった。


宝井琴梅師匠とは、実は17〜18年ほど前に知り合って、今でも年賀状のやり取りをしている。
 なぜ、宝井師匠と知り合ったかというと、家の光協会から『おらあ日本のマンマが食いてぇ』という本を出していて、農業問題を講談にも取り上げていたので会いに行ったのだ。
 その後、意気投合して、ヤマギシの農業にも興味を持ってくれて、春日山実顕地の春まつりには手弁当で参加してくれて、まつり会場で講談を披露してくれたこともある。


◇今は、宝井師匠は講談協会の常任理事である。
 寄席に出演しながら、「辻講釈こそ講談の本領」と月一度、都内や川越市鎌倉市のお寺の境内で「辻講釈を楽しむ会」を開いているのだ。
 この辻講談では、時事ネタを取り上げて「いじめ問題」や「尖閣諸島問題」と、幅広く語っているらしい。
               
 一度、僕も聞きに行こうと思っているが、まだその機会をつくっていない。


◇新聞記事によると、来月に都内4ヶ所で「宝井一凜・真打ち披露興行」を行うという。
 宝井師匠も語るだろうから、時間をつくって、ぜひ、聞きに行きたいと思っている。
 ちなみに、宝井師匠には浅草で「駒形どぜうなべ」(あの店では〝どじょう〟と書かないで〝どぜう〟と書く)をご馳走になったことがあって、浅草に行くとそれを思い出すのだ。