映画「インターミッション」が各地で上映の記事

 新聞を見ていたら『 閉館「銀座シネパトス」舞台・劇場愛映画 各地へ 』 という小さな記事を見つけた。
 「ツカヤマさん照明のあの映画だ」と嬉しくなった。
 この映画のことは、3月にブログに書いた。
          
 この映画は、銀座シネパトスが3月に閉館になることを惜しんで作られた映画で、石川県のヤマギシの村・加賀実顕地のニイムラさんから、「ツカヤマさんと一緒に観た」とのメールをもらって、閉館一日前に僕も観に行った。
 ツカヤマさんは、一時期ヤマギシの村で生活して、今は東京で照明技師として活躍している。
 この映画は、そのツカヤマさんが照明を担当した作品なのだ。
 それが今、各地の名画座などで次々と上映されているという記事だった。
 記事を読みながら、ニイムラさんとツカヤマさんの顔を思いながら、嬉しくなって、電車の中で一人にやけていたと思う。

 この映画について、僕は3月のブログにどのように書いたのかと遡ってみたら、このように書いていた。
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 映画「インターミッション」は、この銀座シネパトスを舞台に、劇場を訪れる個性的な客たちの、休憩時間に繰り広げる人間模様を描いた、閉館に伴う特別記念作品だった。
 そんな内容に、最初はちょっと戸惑いながらも、観ているうちに面白くなって、ラストシーンまで観ると、何とも不思議な面白さを感じる映画だった。
 特にラストシーンは、劇場そのものが爆破されるシーンなのだが、そこから逃げ出して、近くの公園で、爆破する光に照らし出される、主人公の支配人役の秋吉久美子たち3人の女性の表情が印象に残る。
 その表情を観ながら「おお、ツカヤマさん、凄いね。さすがツカヤマ照明だ。」と、顔に当てられる照明効果に感嘆。
 僕は、そのツカヤマ照明マンの技術による効果抜群なラストシーンに十分満足して、31日に閉館になる銀座シネパトスを後にし、帰途についた。