瓦礫処理のお礼の〝秋刀魚〟

 昨夜は第3金曜日なので、案内所では夜7時から「男の研鑽会」があった。
 それで、帰りが遅くなったので、案内所に宿泊。
 今朝起きたら、久々の清々しい秋晴れだ。
 そう言えば、今日は日比谷公園で「おながわ秋刀魚収穫祭」をやると、今週初めの新聞に載っていたことを思い出して、「日比谷公園もそろそろ木々が色づいたかな?」そんなことも思って、日比谷公園は案内所から地下鉄を乗り換えたら約20分だし、午前中はこれといった予定もないので「ちょっと散歩がてら、行ってみよう!」と出掛けた。
 
◇公園中、サンマ・サンマ・サンマ
 10時頃に公園に着いたら、やっていた! やっていた!
 「おながわ秋刀魚収穫祭」だ。
       
        

 この企画は、先に読んだ新聞や会場で配られたパンフレットによると、
 宮城県女川町の女川魚市場買受人協同組合が東日本大震災で発生した同町の瓦礫処理に真っ先に手を挙げた東京都に対し、感謝の気持ちを伝えたい」と、東京都が引き受けた瓦礫10万トンに応えて、女川港で水揚げされたサンマ10トン(約6万匹)を持ち込み、生サンマの手渡し、炭火焼きサンマ、サンマのつみれが入った女川汁を振る舞ってくれる企画なのだ。
 僕は、新聞記事を読んだとき、その女川の人達の気持ちが「何とも嬉しい。」と思った。
 今朝の新聞でも報じているのだが、岩手、宮城、福島3県の沿岸部で発生した瓦礫が、1年7ヵ月経った現在、処理が終わったのはまだ27%なのだという。
 福島は原発事故の影響で全量を県内処理しているらしいが、岩手、宮城の瓦礫でさえも、住民の反対で受け入れが出来ない他県の自治体が多い。
 大震災の時には、あれほど「自分に何かできないか」と日本中が心を寄せ、〝絆〟という言葉が飛び交ったのに、復興のネックになっている瓦礫処理を、実際に引き受けるとなると反対する。「なぜだろうか。ちょっと感情的な心配が・・・???」と、かねがね思っていた。
 そんな中で東京都は、女川町の中心部の大部分が津波で被災し40万トン以上のがれきが発生したうちの、約10万トンを受け入れたのだと言う。
 この点に関しては、僕は東京都の行政に拍手を送りたいし、それに応えて、10トンのサンマで感謝の気持ちを表そうと、日比谷公園まで来てくれた女川の人達に、大きな、大きな拍手を送りたい。
                   

◇1万匹のサンマを豪快に焼いていた。
       
       


◇サンマのつみれが入った〝女川汁〟
           
 今朝の5時から作りだしたのだという。
           
 なかなか美味しい。僕はおかわりして2杯もいただいた。


◇トラックの荷台がら下ろして〝生サンマ〟をプレゼント
       
 新鮮なサンマが氷詰めされて10匹入っていた。それに、大分のカボスも2個ついて。