◇台風4号の夜
昨夜6時頃は、まだ雨も風も、高田馬場はそれほどでなく、所用で早稲田まで出かけていたら、8時頃から急に風が強くなって、雨も横殴り。
これでは歩けないと、バス停目指して50mほど歩いたら、ズボンはもちろん、背中の方まで濡れてしまった。
高田馬場の駅構内も大混雑。
この風と雨では、我が家がある町田に着くまでに電車も止まるだろうし、止まらないとしても大遅延は免れないだろうと、帰宅を諦めて、近くのスーパーで食料を仕入れて案内所に戻る。
こんな夜は、帰宅できないなら出来ないと割り切って、ゆっくり読書でも楽しもうと、濡れた服を着替えて、先ほどスーパーで買った「お寿司パック」(お客さんも少なく、半額シールが貼られていた)をつまみながら、ページをめくる。
読みだした本は、内田樹著『呪いの時代』
表紙帯には、
巷に溢れる、嫉妬や妬み、焦り・・・
すべては
自らにかけた「呪い」から始まった。
他者へ祝福の言葉を贈ることこそが、
自分を愛することになる・・・
呪いを解く知恵は、
ウチダ的〝贈与論〟にあり。
裏表紙帯には、
ぱっとしない自分?
はい、しょうがありません。
自らを呪うことなく、
ありもので回していきましょう。
他人を呪うことは、自らを呪うこと。
「ほんとうの私」なんてどこを探してもいない。
そろそろ、ありのままの自分を受け容れて、
もっと自分を愛そう。そして、他者にも祝福の言葉を贈ってみよう。
それが「呪い」を解く鍵なのだから・・・
まっとうな知性の使い方と時代を読む方程式を考える一冊。
著者・内田樹氏の言っている「呪い」とは何か。
僕は、表紙帯を読んで、ますます興味津々と、深夜までページをめくり続ける。
◇台風4号が過ぎて
朝6時過ぎに起き、案内所ビルの4F非常階段から池袋方向を望むと、空は「台風一過」の様相。
しかし、線路上を走る電車から察して、ダイヤはかなり乱れている。