高田馬場駅前のハナミズキが色づく4月の今頃、駅前広場は、夕方になると学生たちで埋め尽くされる。
「何々クラブ」「何々同好会」「何々・何々」と、手作りのプラカードが何本も掲げられている。
新入生を確保したクラブや同好会の歓迎会なのだろう。
そのうちに、プラカードを先頭に歩き出し、居酒屋があるビル前の入口で、階上へのエレベータ待ちの学生で歩道は占領される。
居酒屋も商魂たくましい。
「何名様以上予約は幹事様無料」とか、「2時間食べ放題・飲み放題」と入口に貼って、学生客確保に必死だ。
そして、週末の駅前広場は、深夜まで歌や罵声が飛び交い、にぎやかだ。