今日・金曜日のおしゃべり

◇会の機関紙「けんさん10月号」の編集完了
 モンゴルから帰国し、月曜日から急ぎ取りかかった「けんさん10月号」の編集も、各原稿担当の編集メンバーから昨夜中に確認の返事が届き、午前中にイワタさんと連絡を取って、昼、最終版を印刷屋さんに渡して完了した。
 あとは校正ゲラの届くのを待って、来週早々に校正するだけだ。印刷が上がり全国の会員に発送するのは14日の予定だ。


村上春樹、今年も「ノーベル文学賞」逃す
 毎年有力候補と言われている村上春樹氏は、ノーベル文学賞を今年も受賞にはならなかったと、朝のT V ニュースに流れていた。
 「1Q 84」以降、氏の作品を読み返し、再び氏の文学的世界に引き込まれた僕としては少々ガッカリ。ノーベル賞の選考は秘密裏に行われるらしい。詳しくはしらないが、日本文壇界の多様な村上春樹評を考えると、自国のノーベル賞選考委員(いるかどうかは知らないし、いても秘密らしい)は、推薦しなかったのか、意見が割れたのか、「やっぱりな」と思ってしまう僕だ。
 それを知ってかどうか、妻は「川端康成大江健三郎とは、村上春樹はちょっと違うもの・・」と厳しい言葉を呟く。


◇朝、案内所に「特講申込み」が届く
 朝、案内所に行ったら、FAXで一枚の特講申込みが届いていた。
 昨日午後「×××ですが、特講の日程を教えてください。」と電話があった。僕はてっきり、その名前といい、その声と話し方といい、元ヤマギシの村人のTさんだと思って話していたら「僕、息子の×××です。」という言葉が返ってきた。「ええぇ〜、ほんとう、何歳になったの?」と聞くと「23歳になりました。」と返事。
 僕は、楽園村に行っていた小学低学年時代のその子を何となく知っている。その子が23歳になって、自分から特講を申し込んできたのだ。何とも嬉しいではないか。
 昨日送った申込用紙に書かれた文字を見ながら、僕は静かに喜びに浸る。


◇今日の朝刊
 今日の新聞1面は、小沢一郎ニュースが大きく取り上げられていた。ちょっとウンザリ。
 小沢一郎が好きとか嫌いとかは別問題として、この事件の裏には僕らにはわからないものが流れているのではないかという漠然とした感じがあるので、あまり記事本文までじっくり読む気になれず、見出しとリード文だけ読んでパスだ。
 その隣に永平寺脱原発シンポ」という記事が目に入り読んでみた。「使用済み核燃料という負の遺産を後世に背負わせる原発は、すべての生物や自然を慈しむ仏教の教えに反する。」という言葉が書かれていた。
 さらに読み進めると、そのシンポジウムの司会が韓国人作家の朴慶南さんではないか。かなり以前から、誰かに紹介されて彼女を僕は知っている。2、3度会ったこともあるし、町田の鵜野森にある自宅に生産物を届けたこともある。新刊が2度ほど贈られてきたこともあるし、年賀状は毎年やり取りしている。
 そのうちに、暫くぶりで連絡を取ってみようと年賀状を探したら、今年の賀状には、─ 「願い」が実を結ぶように、できることをやっていきたいですね。─ と書かれていた。
        

 スポーツ欄には、あの退団を決めた落合監督の中日が首位になったと載っていた。中日ファンではないが「さすが、落合カントクだなあ〜」と一人ほくそ笑む。


◇妻にケーキを買う
 実は、月曜日の3日は結婚記念日で、水曜日の5日は妻の誕生日だったのだ。
 今から言えば、何でも言い訳になるが、モンゴルから帰国して、その整理と「けんさん」編集で頭がいっぱいで、まるでその日を忘れていた。4日の朝、「昨日、私、誕生日だったのよね。」と呟かれて気づき、しばし反省。
 それで、週末だし、罪滅ぼしに・・・と、
           

 明日朝からは、栃木県の大田原農場に出かける。