北海道から秋刀魚が届く

 昨日夕方、三重から案内所に帰ってきて、夜は、定例の「男の研鑽会」で遅くなり案内所に宿泊。今日土曜日は「若者研鑽会」があり、それが終わってから我が家・多摩実顕地に帰宅した。
 水曜日から三重出張だったので、4日ぶりに多摩実顕地の食堂・愛和館に入ったら、メニューは「秋刀魚」だった。
 この「秋刀魚」は、北海道道東にあるヤマギシの村・別海実顕地から届いたものだ。鮮度といい、油ののりといい、美味しかった。秋刀魚を味わいながら、全国各地にヤマギシの村がある豊かさを味わった。


 帰宅の電車の中で読んだ夕刊と新書。

 夕刊の方には、福島原発から約75Kmの北茨城の病院で「放射線医師不足拍車」という見出し。どんなことだろうかと本文を読むと「常勤医が4人退職し、着任予定だった医師が1人辞退した。5人とも原発事故による放射線の恐怖を口にした。」とあった。
 「報道被害原発編)」という上杉隆・鳥賀陽弘道の対談本には、新聞には政府発表の「ただちに人体には影響ない」と書きながら、大手マスコミの人たちは避難していたという南相馬の人たちの怒りが紹介されていた。それは、原発事故が起こったらNHKが40Km、朝日新聞が50Km、時事通信が60Km圏外避難という内規があるからだという。
 どちらも、放射線の実態や、放射線の怖さを、より知り得る人たちが敏感に反応しているということだ。福島で生まれ、福島で育ち、そこにふる里がある僕には、何ともやるせない感覚になる内容だった。