被害に遭った仙台市若林区へ支援物資を

 昨日夕方、三重のヤマギシの村・内部川実顕地のハナさんから「仙台の会員・Nさん達が食料が手に入らないと言っている」という連絡があった。
 ちょうど水曜日定例の案内所の研鑽会でも「関東からどんな支援ができるのかを仙台在住のNさん達と連絡を取ろう」と研鑚した後だった。
 夜、Nさんと連絡が取れて、現地の状況を聞いた。
 Nさんは仙台でも今回一番被害があった若林区の住民だ。子どもをヤマギシズム学園に送っていた会員だ。家は傾いたが避難所には入っていない。
 その現地の様子は
・避難所には自衛隊などの働きで、物資が集まり出している。家が傾いたとか、一部破損とかの避難所には避難していない人が、食糧の調達に困っている。スーパーでも生ものは品薄で、並んでも買えない状況。
・町内会長が先頭になって、避難していない約120世帯の人達に、避難所で余ったものなどを取り寄せて配っている。毎日10:00〜12:00に。
カップ麺や乾物などが多く、生ものがない。
こんな状況らしい。
 今日の朝、早速、三重のヤマギシの村・豊里実顕地の「大震災支援豊里委員会」と連絡を取る。みんな敏速に動いてくれた。その速さに驚く。昼には、土曜日の朝に間に合うように、明日25日トラックで仙台まで直接運んでくれるという連絡をもらった。
 牛乳240本、卵200パック、野菜などを4トントラックで運んでくれるという。
 自分が住んでいるヤマギシの村のことではあるが「さすが豊里実顕地には〝底力〟がある」と感じる。
 それを現地のNさんに伝えると、その喜びが電話の向こうからビンビン伝わってきて「町内会長さんに知らせます」という声が弾んでいた。
 
◇今日も朝から余震が続く。東京でも揺れが大きい。被害を受けた北関東や東北は震度4クラスの余震と報道している。現地では落ち着かない毎日を過ごしていると思うと胸が痛い。

◇東京都の水道水にも基準を超えた放射性物質が検出された。新聞やTVは「乳児摂取控えて」という報道。「乳児以外は摂取しても害はないし、やむを得ず乳児が摂取しても害はない」と言う。そう言われても該当する赤ちゃんを持つ家庭では不安だろう。
 そして、あらためて原発建設の時に言っていた「安全」とは何だったのかと考えてしまう。想定外の事が起こるから災害となる。想定内だったら災害は起こらない。