21日・月曜日、週の初めに思ったこと

◆エジプトの民主化の波がアフリカ諸国などに拡がり、中国でも民主化の動きが活発化する可能性に、公安当局が警戒しているというニュースが、新聞でもTVでも報道している。
 ヤマギシの村を訪問した中国人は多い。特講を受けた会員も何人かいる。
 6年前には北京で「ヤマギシの循環農法・展示会」を北京在住の会員・ワコウさんが開催した。社会科学院の学者など訪問をきっかけに今でも連絡を取り合っている友人もいる。元日本駐在の大使館職員やマスコミ関係者の友人もいる。これから中国がどのような変化の道を歩むのかと気になってしまう。
 隣国の、そして大国の中国というだけでなく、友人達の一人一人の顔が浮かび、これからの動向が気になる。
  
(6年前に北京で開催したヤマギシズム循環農法展示会は多くの人が注目してくれた)


◆月曜日の午前中は、いろいろな事でメールや電話が入る。
 モンゴルからも何点か問い合わせや確認がきた。特講や研鑚学校の会場となる昨年入手した農場の管轄市の市長と土地計画担当者が、日本のヤマギシの農畜産の実践に興味があって、来日を希望しているという話や、ビャン君の友人の政治家なども来日を予定していて、その際にはヤマギシを参観したいと言っているらしい。
 市長とは第2回特講を開催した時に会っている。その時も「定住型の農畜産」を今後は国の政策として推進したいと言っていた。遊牧中心の畜産は気候条件にも不安定で家畜の管理が大変のようであるが、長い歴史の中で培った自然と調和した畜産が衰退することに、ちょっと残念な気持を持ってしまう。マイナス40度などという厳しい寒さを知らない私達は、壮大な草原と点在するゲルの風景などに、モンゴルのイメージを結びつけ憧れる。それは、モンゴルの現実を知らない私達の身勝手な気持なのかも知れない。
 
(写真は特講・研鑚学校会場となる農場。昨年9月撮影。今はマイナス40度の雪の中だという)


◆会の機関紙「けんさん」3月号原稿依頼 
 「けんさん」3月号の編集時期になった。今週中に原稿を集めて編集して、来月上旬発行したいと思っている。先週末に編集メンバーで企画内容を確認して、それぞれが担当を決めて原稿依頼をしている。今週はその原稿や掲載写真のフォローが編集部では大きな仕事となる。