岡庭昇氏の出版記念会と人の出会い

 22日夜、神宮前の表参道沿いにある南国酒家で、岡庭昇氏の出版記念会があった。
 表参道のイルミネーションは人気である。歩道橋から写真を撮ろうとしたら、何と交通整理員がいて「立ち止まらないでください」と言われてしまった。

 岡庭昇氏は、元TBSドキュメントディレクターで、現在は評論家として執筆活動に専念している。TBS時代からの知り合いで、ヤマギシがマスコミに批判された時も何かと心配してくれて、その対応の相談にものってくれた。そうかどうかは分からないが、当時のヤマギシ批判も某チャンネルに比較したら、TBSは良心的だったと思っている。

 岡庭さんと会うのは暫くぶりだった。時々、出版記念会の案内をもらっていたが、他の用事と重なって失礼していた。一度、倒れたらしく少し不自由な体に後遺症が残っていたが元気だった。
 出版記念会に集まった人は約40人ほど。ライターや編集者らしい方々が多かった。7、8人の方が挨拶に立った後、突然、挨拶の指名を受ける。自己紹介くらいは覚悟していたが、こんなに早くの挨拶は予想外だった。
 自己紹介と挨拶を簡単にして席に戻ると、2人の方が「どこかで見た顔だなあって思ったらヤマギシさんだったんだ」と寄ってきてくれた。
 確かに1人は見覚えがあった。以前、TBSの番組編成局にいたOさんだった。もちろん、岡庭さんの紹介である。批判されていた時に2度ほど、ヤマギシの資料や学園の資料を持っていって会って話したことがあった。今は定年退職して神奈川県の秦野で農業を始めたと言う。やっとネギとブロッコリーが何とかものになったと言っていた。
 話している途中で、炭素循環農法の話になって、木の花ファミリーの話になって、それを勧めた元村人のSさんの名前が出た。木の花ファミリーにも行ったことがあるし、Sさんの所にも行って親しいらしい。先週、木の花ファミリーを訪ねたことを言うとOさんは驚いて、2人で「世間は狭いですね」と乾杯。本当に驚きである。
 人の繋がりというのは、面白いものである。また、不思議なものである。
 もう1人、第一線を退き、好きなテーマで執筆活動をしているらしい方が「農業もやってみたくてね」と話しかけてくれたので、大田原農場でやっている「ふるさとFarmづくり」と蕎麦づくりの話をしたら、ぜひ参加してみたいとなった。来年2月に誘うことを約束する。