こんな早い時期に台風の影響で大雨。
町田も2日の金曜日は、一日中、雨脚の強い降りだった。
近くの八王子バイパスでは土砂崩れで今日も通行止めになっている。
しかし、台風一過だろうか、今日は朝から青空で、爽やかな日曜日。
カワハラさんから「竹炭にする竹がなくなった」と言われていたので、午後から、地域で妻たちが認知症の人たちと竹林再生活動の場にしている竹林に行って、竹炭に焼くための竹を運びにカワハラさんの軽トラ運転で行く。
何と、竹林の入り口近くの道には、台風の強風で倒れた大木が道をふさいでいてビックリ。
道をふさいでいる大木を跨いで、竹を運ぶ。
竹炭はカワハラさんの畑の脇で焼くのだが、運び終わって帰りに50分ほど我が家まで歩く。
久々の尾根緑道の散歩だった。
散歩道脇には、もう、紫陽花が咲いていた。
◇柳広司著『南風(まぜ)に乗る』を読み始める
シズコさんから「お薦めの本よ」と紹介されたのが、この本だ。
早速、メルカリで探して入手。
柳広司さんの本は、以前に『風神雷神』を読んだことがある。
これは、江戸時代初期の画家で、生年不詳・没年1640年頃、知名度の高さと後世への影響の大きさに比べ、その生涯には不明な点が多いと言われる謎の絵師「俵屋宗達」の生涯を描いた歴史小説だった。
柳広司さんの作品は2作目の読書。
今回の『南風に乗る』は、戦後、本土から切り離され、米軍支配下に取り残された沖縄を舞台とした物語。
実在の3人の人物を描いている。
東京に住み、遠く離れた故郷沖縄に思いを馳せる詩人・山之口貘。
“アメリカが最も恐れた男”と言われた不屈の政治家・瀬長亀次郎。
戦後の東京で私費を投じて米軍支配が続く沖縄との連帯を模索し「沖縄資料センター」を立ち上げた中野好夫。
この実在の3人の視点を通し、本土復帰までの「時代」と「闘い」を描いた物語。
瀬長亀次郎については、沖縄に行ったときに資料館「不屈館」を見学したこともあり、彼の戦後の沖縄での活動はそれなりに知っている。
柳広司さんは、彼をどの様に描いているのか興味津々。
さらに詩人・山之口貘、英文学者・中野好夫とは、どんな人物だったのか、2人の沖縄への思いとは? と興味を持って読み出している。