タケノコ掘りで知り合った知人の「竹細工作品」

 小田急線「町田駅」前のショッピングビル「町田パリオ」2階エレベータホールに、写真のような竹細工の作品が展示してある。

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 実は、妻から情報を得て帰宅時に寄ったのだが、なかなかの芸術的作品なので、正直、驚いた。

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 作者は、高橋祐司さん。


 僕が知っている高橋さんは、ご夫妻で、我が家の近くの小山田付近で、耕作放棄地を開墾して農業をし、野菜を作って宅配で販売し、季節季節には子供たちを受け入れて、土に触れるイベントをやったりしている人物だと認識していた。


 何と、作品横に掲示してあるプロフィールによると、
「カメラマンとしてデビュー。自然のもつ〝なにか〟を表現するため、写真や木彫など様々な表現でアート作品を発表。国内外で個展を開催するなど写真家・アーティストとして活躍中。2012年より拠点を郊外に移し、町田の耕作放棄地を開墾し農業を始めるなど、より自然に寄り添う暮らしの中で活動をしている。」と書かれていた。

 

 高橋さんとは、今年の春先、僕は2週間ほど、毎朝、妻の手伝いで、タケノコ掘りを高橋さんご夫妻と一緒にして知り合った。


 なぜ、タケノコ掘りかというと、妻たちが地域で活動運営している「HATARAKU認知症ネットワーク町田」──「認知症になっても住みよい町づくり」の一環で、認知症を患っても、その人に合った働く場の確保を目的に活動──が、町田市が所有の荒れた竹林一区画を提供してもらい、その活動の場としているのだ。
 その竹林で、認知症の人たちと共に、タケノコを掘って販売したり、タケノコ掘り体験で子供たちを受け入れたり、竹炭を作って消臭グッツを作ったりして、活動資金を得ているのだが、高橋さんはそのメンバーの一人で、認知症の人たちを受け入れながら、竹林の整備もやってくれている。

 

 帰宅して、妻に「高橋さんってカメラマンで芸術家だったんだ?」と話したら、「そうなのよ。知らなかったの? 奥さんはイラストレータらしいよ。」と言っていた。
 タケノコ掘りの時期が終わるころ、いろいろ意気投合して「今度、一緒に飲みながら語り合いましょうか。」と約束しながら、まだ、それを実現していない。