現在、私の住む東京都町田市の「町田市民文学館ことばらんど」で、「縄文土器を読む・文字のない時代からのメッセージ」という企画展を開催中だ。
新聞でそれを知って、昨日の日曜日、ファーム町田店のスタッフに朝から入っていたが、午後の休憩時間に行ってみた。
町田市には1000ヵ所を超える遺跡があるのだそうだ。
そこから発掘された資料が市内に約23万点あるという。
以前にこんな話を聞いたことがある。
「1960年代以降、都心に働く人達のベッドタウンとして新興住宅地と言われてきたが、実は町田は、新興住宅地でなく、縄文時代からの居住地だった。1万年以上にわたっての長期の縄文時代、町田にはその縄文時代のほぼすべての時期の遺跡があり、それだけでなく、弥生時代の遺跡もある。」と・・・。
今回の企画展では、縄文土器を中心に展示されているのだが、土器はもともと調理用具。なぜ、縄文土器には過剰なまでの装飾が施されているのか、文字のなかった縄文時代の人々は、土器の形や装飾で、何かを表現し、何かのメッセージを込めたかったに違いない。それは何か。そのメッセージを感じようという趣旨の企画。
なるほど、それで、市民文学館での開催なのかと納得。
入館料は無料。写真撮影もOK。
なかなかの見応えのある展示品の数々だ。
例えば、こんな土器が、その解説を付けられて展示してあるから興味深く鑑賞出来る。
これ以外にも、興味ある土器が数多くあったが、それはまた、時間のあるときにアップして紹介する。