日本橋高島屋で開催中の「手塚雄二展」

   黄昏時の雲間
   振り向きざまに見た月
   空を舞う枯葉

   言葉では表せないなにかをとどめておきたいと、
   絵にしてきました。

   絶えずうつりゆく自然の姿をつかみとり、
   感動を表現することはむずかしく、
   日々、自問自答のくり返しです。

   一枚一枚の絵の中に、その時の自分がいます。


 これは、現在、日本橋高島屋で開催されている「手塚雄二展」会場に展示されていた画家・手塚雄二さんの言葉である。

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 展覧会のサブタイトルが「光を聴き、風を視る」
 画家・手塚雄二さんを僕はあまり知らなかったが、展覧会案内パンフレットを見ると次の様に紹介されている。


「光や空間を表現する西洋的な技法も取り入れ、日本の伝統美を高純度かつスマートな感性で流麗に描き上げ、新時代の日本画を切り拓く画家・手塚雄二。
 1953年神奈川県に生まれ、東京藝術大学在学中に院展に初入選、故・平山郁夫に師事し、39歳の若さで日本美術院同人に推挙されるなど、早くから21世紀を担う日本画壇を牽引するトップレベルの作家として活躍」

 

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 今回の展覧会は、「初期の幻想的な作品から、『静と動』『虚と実』『煌びやかさと物哀しさ』など相反するイメージが自然と融合する作品『内なる自然』『内なる宇宙』の探求へと向かう最新作まで」の約70点の展示だった。
 僕の言葉の表現では、到底言い表せない作品の数々に、僕は圧倒されながら観賞した。
 (展示作品の写真撮影は出来なかったので、チラシ、絵葉書を接写したPhotoをアップさせていただく)

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 展示作品の中に、2020年の明治神宮鎮座百年祭を記念して、今夏奉納される「明治神宮内陳御屏風(日月四季花鳥)」の特別公開の作品もあった。