台風一過の今日のおしゃべり

 台風21号は、猛スピードで日本列島を過ぎ去った。
 しかし、直撃を受けた地域は、甚大な被害。
 関西国際空港に至っては、台風に伴う高潮の影響で滑走路の水没と、強風による連絡橋にタンカーが衝突し、海の上の橋が破損したために、運航の再開見通しがつかないとニュースが報じている。
 東京は10時頃から台風一過の青空と強い陽差し。
 猛暑の夏が戻ってきた。
        


◇編集の仕事が終わって
 昨夜は高田馬場の案内所に泊まった。
 夕方から、強風の影響で小田急線の一部が普通になったようで、案内所に泊まったことが正解だった。
 お陰様で、会の新聞「けんさん」の編集も、なんとか終わる事が出来て、今朝、印刷屋さんにデータを送信できた。
 今日は、編集して送ったデータが紙面になって、校正ゲラが送られてくるのを、ホッと一息ついて待っている。

 

横浜美術館の「モネ展」
 先週、横浜で友人と夕方会う約束をしたときに、1時間ほど時間があったのでみなとみらい線の「みなとみらい駅」で途中下車して、横浜美術館に寄った。
        
        
 横浜美術館では、現在、『モネ それからの100年」展を開催中だ。
        
 館内に入ると、巨大なPhotoコーナーが設置されていた。
        

 この展覧会では、モネを印象派の巨匠としての偉大な画家に止まらず、現代芸術の祖と位置づけ、モネの切り開いた画法が後世の芸術家にどの様に影響を及ぼしたのかを、モネの作品25点と、モネの後に活躍、また、現在活躍している26人の作家の作品を展示して、それを分かり易く観賞することができる構成となっていた。
        
 モネの晩年に描いた『睡蓮』の数々が有名だが、モネは「私が本当に表現したいのは、描くものと自分との間にある『何か』なのです」とも言い、「描く対象とモネの間にあるもの…それは空気であり、風であり、目には見えない『形なきもの』なのです」と、モネが描こうとしていた真意や、それを表現しようとした画法などを紹介し、モネの作品が観る者に与える魅力も紹介していた。
 展示作品を観終わって、会場に入ってすぐに目にとまった真っ赤なパネルに書かれていた「つまり、モネは印象派ではなく、あらゆる現代美術の生みの親ではないのか?」という言葉を思い出して、納得。
 会期は9月24日までだ。ぜひ、観賞をお薦めする。