14日(金)夜から16日(日)の3日間、日比谷公園で開催された『土と平和の祭典』。
いろいろな人との出会いがあった。
その出会いの中から、2つだけ、ここに紹介したい。
◇ヤマギシの楽園村経験の青年
「ヤマギシの村」という看板を見て、近寄ってきて「懐かしいなぁ〜」と呟く青年がいた。
彼は、小学1年生〜3年生まで、九州のヤマギシの村・西海実顕地の楽園村に参加していたと言う。
彼は現在、プロの篠笛奏者であり篠笛作曲家だ。
名前は、サトウカズヤさん。生まれは佐賀県唐津市だ。
彼がくれたパンフによると、『2013年NHK連続ドラマ「ごちそうさん」主題歌「雨のち晴レルヤ(ゆず)」には、モチーフとして自身作曲の「さくら色のワルツ」が採用され、作曲に携わる。2016年に日本コロンビアからメジャーデビュー』とある。
「今日も、近くで演奏会があって、その帰りです。」と言っていた。最近は、「題名のない音楽会」にも出演したらしい。
そして彼は「僕の音楽の原点は、楽園村でギターを弾いてくれたお兄さんかも知れないって、最近思うんですよ。」と、言っていた。
◇出版社を営む壮年のおじさん
「ヤマギシねぇ〜、僕の友達も何人もヤマギシに入ったなぁ〜」と・・・。
僕よりも6歳年下の還暦を過ぎたばかりの人だ。
生まれは福島県の双葉郡出身。原発事故の近くだ。
「本作りなんかやっていられないと思って、動いているよ。」と反原発の活動をしているようだ。祭典に福島の人達がお店を出すというので来たらしい。
話をしているうちに「どうして、ヤマギシに入ったの?」と言うから、僕のヤマギシとの出会いから、ヤマギシに入村(参画)した時の気持ちや、現在の心境なども、質問されるままに、暫し話をする。
「いい話を聞いたなぁ〜、ブログに感想書いていい?」と言って、写真も撮って行った。
今朝、ブログを検索したら、次の様に書かれていた。
『会場を歩いていたら、これも驚きでした。「ヤマギシ会」と書かれたブースがありました。
ヤマギシズムと言えば、学生時代に盛んで、当時は実態がかなり思想寄りに喧伝されていたきらいがあって、行ったら帰ってこれないなどと言われたりして、実際友達も何人か行って、帰りませんでした。
そんなイメージをずっと持っていたので、今日のこのブースの雰囲気が信じられないというのは当然でした。明るい!
説明してくれたのが、○○さん(写真あり)。68歳で、42歳の時に妻と子供2人とで入会。それまで東芝の社員でしたが、当時のバブリーな社会や生活に違和感を覚えてヤマギシ会に入ったそうです。団塊世代ですね。
この世代は僕らのような次の世代から見ると、やりたいことやって責任は取らない連中として、事実ずいぶんとケンカもしました。でも一方で、判断に潔さのような所があって、チョイ羨ましいところもありました。
この○○さんはまさにそんな印象で、話が合いました。自分の人生の選択に間違いはなかったという自信のようなものを感じました。
「土」を選んだのが間違いなかったんだろうなと思いました。』
3日間、ヤマギシのブース前で、いろいろな人と出会いがあった。