ヤマギシズム学園出身の滝本里子さんは、現在、南米・ボリビアに住んでNGO活動をしている。
その報告会が、今日の夜、高田馬場の案内所で「ボリビアの里子さんを支援する会」が企画して開かれた。
滝本里子さんは、今回、里子さんが活動しているバジェグランデ市の市長と共に、JICAの仕事で10日間一時帰国したのだ。
これを機会に「海外で活動しているNGOを知ろう」と、里子さんを支援する有志が企画準備した。
◇報告会に集まったのは、日本ボリビア協会や地球環境基金の方々、青年協力隊でボリビアから帰国した青年なども含めて40数名と、研鑽会場がいっぱいだった。
◇報告したのは、バジェグランデ市長のロメロ・ペーニャ・カストさん(49歳)。
今回の来日は、JICAの草の根技術協力事業の会議と、愛知県東栄町との姉妹都市協定のために来日したと言っていた。
ボリビアとバジェグランデ市の現状、2010年に市長になってからの水道・電気のインフラ整備の取り組み、ゴミの分別などの取り組みを説明してくれた。
例えば、電気・水道の普及は市長になる前は40%台が、現在は95%までになったらしい。
◇ヤマギシズム学園出身の瀧本里子さん(39歳)は、
23歳の時、青年海外協力隊に参加、ボリビアに野菜栽培指導で派遣され、任期が終わった3ヶ月後に再びボリビアに行った。
それから現在まで、住民の栄養摂取改善プロジェクトや、衛生環境改善のために各家庭のトイレの設置の普及、生ゴミを分別して堆肥化するごみリサイクルプロジェクトなど幅広く活動を続けている。
現在は、現地で結婚もして子供が3人いる子育てママのたくましい活動家だ。
◇報告の後、「日本にはゴミがなくきれいなのは、なぜだろう」という市長の疑問について、みんなで意見交換。
市長は、日本の子ども達を見て、その教育のいき届いていることに感心していた。
最後に、この報告会を企画してくれた人達に、市長からお土産のプレゼントをいただいた。
◇報告会が終わった後、みんなで食事会。
若者食事会と同じく定番のカレーと、それぞれが持ち寄ったおかずを、バイキング方式で、みんなと楽しくいただいた。