2・22土曜日のおしゃべり

◇仕事ってなんだろう
 昨夜は、第3金曜日で定例の「男の研鑽会」だった。集まったのは僕を入れて9人。
            
 正月特講を受けた若いTさんは、転職を考え就活中だ。
 5月末で定年を迎えるYさんは、京都に戻ってからの次の仕事で、こちらも就活中だ。
 先日の大雪で青梅マラソンが中止になって、走れなかったことを残念だったというSさんは「第二の人生はもっと地域貢献に結びつく仕事を」と考えている。
 Tさんの「仕事ってなんでしょうね」という問い掛けに、お金と労働、お金とやり甲斐、仕事とスキルアップ等など、みんなで考え、意見を出し合う。


◇モンゴルも少し温かくなってきたようだ
 昨日、モンゴルに行ったゲレルマさんから、無事に着いたと連絡が来た。
 今日のモンゴル・ウランバートルは、昼日中でマイナス5℃ほどで、夜はマイナス10℃くらいになるが、比較的温かくなってきていると言っていた。
 昨年秋に、会員の集いに来日したツゲメデさん(僕は覚えにくかったので意味的解釈で通子さんと呼んでいる)が、最近、転んで足を骨折したらしい。
 先月末にもブログに書いたが、通子さんは昨年末に、全国から選ばれ優秀教師として大統領から勲章を授与されたゲレルマさんの親友だ。
 「お祝い会をやろうと言っていたのに、まったく、もう・・・」と、ゲレルマさんは嘆いていた。
     
 写真は2年前の行ったときに、車内から写した白銀に覆われた草原に沈む夕日だ。


 モンゴルの話のついでに、時間があるのでモンゴルに関したおしゃべりを少し書く。

◇中国語とモンゴル語 
 モンゴルの人達と話していると、中国に対して悪感情を持っている人が多い。
 陸続きで争ってきた歴史と、内モンゴル自治区というモンゴル民族が住んでいる所を中国に奪われているし、安価な中国食品で健康を害した事件もあったり、一時話題になっていたウランバートルマンホールチルドレンが大勢、中国人によって連れさらわれたとの話(それもあって今は行政も対策していないらしい)もあったり、とにかく日本人や韓国人よりは中国人が嫌いな人が多い。
               
 しかし、面白いことに、時々、中国語とモンゴル語の単語が起源的に結びついていることがある。
 陸続きで、アジア大陸内での交流があっただろうから、当然と言えば当然だとも思う。
 例えば、
 モンゴル語でよく出てくる単語で「багш バクシ」と言うのは「先生」という意味だが、これはどうも、中国語の「博士」からきた単語なのだと聞いた。
 そして、中国北京市の旧城内を中心に点在する細い路地のことを「胡同 フートン」と言うが、それは諸説あるらしいが、モンゴル語で「井戸 худаг」を意味する音訳が呼称の起源だという。
 面白いなあって思う。


◇会話中に握手するモンゴル人
 モンゴルの人達が、テーブルを挟んで食事をしたり会話をしていると、時々、対面して坐っているモンゴル人同士で握手をすることがある。
 それも、結構頻繁にだ。
 同席していて、モンゴル語なので会話の内容は分からないから、いつも「なんだろう」と思っていた。
 最近、聞いたら、それはテーブルの下で足と足が触れた時に「失礼しました」という意味でするのだという。
 それが習慣的に、なんの前触れもなく、会話をやめないで、サッと手を出して握り合うから、僕は長いこと不思議だなあって思っていた。
              

 異国の何気ないしぐさやジェスチャーの日本との違いが面白いのだが、これも最近知った事で、気をつけようと思っていることがある。
 僕たち日本人は、子ども達と接したときに「可愛い、可愛いね」と、よく頭を撫でたりするが、しかしモンゴルでは「頭に触れられると幸運が逃げる」と考えられているらしい事を知った。