多摩実顕地の駐車場脇のいちご畑

 駐車場脇に、花壇の一部で畑とは言えないくらいの、小さな小さな路地いちご畑がある。
      
 イヌカイさんがお世話しているのだが、僕が案内所に出勤する朝の時間に、88歳のチキさんが、草引きをしたり、僕に「行ってらっしゃい」と言いながら「色づいたのがあるよ」と声をかけてくれたりする。
 僕は今朝、色づいたいちごの実を一つもいで口に入れた。
 酸っぱい、子どもの頃に、庭先にあったいちごの味がした。