12月10日のおしゃべり

 12月に入ったと思っていたら、今日はもう10日。
 このブログも先月末に書いた以降、12月になってからは初めての投稿。
 何が慌ただしいのかも定かでないが、時の流れははやい。

 

◇昨日の土曜日
 午前中はファーム町田店の「味わい広場」で、岡部実顕地のチエコさんの助っ人を得ながら「豚串の炭火焼き」をする。

    

 風もなく、陽射しがあり、12月とは思えない暖かさ。
 近くの小学校のマラソン大会と、幼稚園の作品展示発表会があったので、その家族が次から次と帰りがけに寄ってくれて、お店のパンを買って、僕が焼いた豚串を食べながら家族団らんの時間を過ごしてくれた。
 
 夕方からは、毎年恒例の「クリスマスコンサート」

    

 パン屋さんとイートインコーナーを3時に閉めて準備して、4時半から開演。

    

 昨年よりも多い約50人の観客と大賑わい。予備の椅子まで使って、僕たちは立ち見観客。


 このコンサートに合わせて、2日前からファーム町田店のパン屋さん入り口に「竹灯り」を飾った。

    

    

 

◇最近、目に止まった「折々のことば」

    

 今年も訃報のための年賀状辞退のハガキが何枚か届く。
 それも、昔、付き合いのあった同僚や後輩の奥さまからのものが、いつもより多い。
 「えっ・・・」と驚きながら奥さまに電話したり、昔過ごした思い出にしばし浸ったり。
 最近、無意識のうちに、この「折々のことば」で横尾忠則さんが言っているように「健康でいたい、そのために何をすればいいか、という課題はすべてストレスになります。……健康を害しています。」と、僕もなってはいまいかと我が心に手を当てる。
 自然体で生きていこうと改めて思う。

 

◇『サピエンス全史』(上)を読み始める。
 10月から11月にかけては、ネイティヴ・アメリカンの口承史のポーラ・アンダーウッド著『一万年の旅路』を読んだ。それも2度読みしてしまった。
 その影響もあって、ユヴァル・ノア・ハラリ著の『サピエンス全史』を読みたくなって、最近出た文庫版を買ってきた。

    

 前々から気にはなっていたが、話題になった書籍だけあって、なかなか読み応えがありそうで面白い展開。


 著者のイスラエル歴史学者ハラリは、私たち「サピエンス」が地球を征服できた理由を、「サピエンスの虚構を創作する能力」にあるという。
 「サピエンスはこの虚構を不特定多数の者が信じる」ことによって、大規模な集団行動をとれるようになり、他の生き物である動物や、他の人類種であるネアンデルタール人などに打ち勝って、今日まで生き延び繁栄したというのだ。
 では、サピエンスだけが身につけた「虚構を創作する能力」とは何か。
 具体的には伝説、神話にはじまり、宗教、貨幣、国家、人権、法律、正義、さらに自由主義共産主義、資本主義といったイデオロギー、果ては自然科学に到るまで、ありとあらゆる事物が「虚構」として、実際に存在しないにもかかわらず「ある」と認識されている。
 それが、大規模な集団を構成可能にしてきて、今日の発展となっているという。
 この論の展開、なんか、興味ある。
 そう思いながらページを捲っている。